■お得な「未使用品コーナー」とは?
それでも“抵抗感がある”という人には「未使用品」のコーナーもある。
「買ってそのまま電車の中に忘れてしまったのか、未開封の洗剤やティッシュといった日用品、ファンデーションやマニキュアなどの化粧品も多いですよ」
数千点ある商品のなかでも、上田さんがお買い得だと太鼓判を押すのがブランド品。
「ハイブランドの革小物が数千円から買えますし、ドイツのシュニール織のブランド・フェイラーも驚くほど安くしています」
ほとんどの商品が、新品の半額以下。
フリマサイトよりも安い価格設定を心がけているのだとか。
さらに、大量の商品を値付けるがゆえに、価格設定を“間違えてしまう”こともしばしば。
「過去には高級ブランドの指輪を500円、新品でおよそ150万円するスイス製の高級腕時計を数千円で販売していたこともありました(笑)」
最近も、新品なら約30万円するコートを3000円で販売したというから驚きだ。
「ときどき、お客さんにびっくりされるような安い値段で販売してしまうこともあるんです。掘出し物やお宝を見つけに来るのも楽しいと思いますよ」
最後に「鉄道忘れ物市」をお得に楽しむためのポイントを教えてもらった。
「いい商品を見つけやすいのは、品物がそろっている初日や開催期間の前半。ただ途中でこっそり追加商品を出しているので、タイミングによっては後半でもとっておきの掘出し物が見つかることも。
大きな声では言えませんが値切ってOKなので、気になる商品があったら一度店員に聞いてみるといいかもしれません」
捨てられてしまう忘れ物を掘り出して、お得に買い物を楽しんじゃおう!