■冷凍することで栄養素やうま味が増す野菜も
【10】玉ねぎ
「薄切りにして冷凍しておくと、火の通りが早いので、あめ色玉ねぎを作る際に便利です。ポトフなどで使う小さいサイズの玉ねぎは、茶色の皮をむいて、上の硬い部分や根っこを切り落として、保存袋に入れて冷凍。個別にラップしておくと、おいしさをキープできます。包丁を入れているので保存期間は1カ月が目安です」
【11】もやし
「価格変動が小さく、安くて栄養たっぷりのもやしですが、足が早い食材でもあります。未開封なら、買ってきた袋のまま冷凍してもOK。開封して残った場合は、保存袋に入れ直して冷凍」
【12】きのこ類
「しめじやえのき、しいたけなどは少量ずつ余りがちな食材。そんなときはそれぞれ適当な大きさにカットして、ミックスきのこにして冷凍。きのこは冷凍することで、うま味成分であるグアニル酸が増加するといわれています。しいたけは冷凍することで3倍くらいうま味成分が増し、香りも強くなるなど、冷凍ミックスきのこを使えばだしを使わなくてもおいしいスープを作れます」
【13】オクラ
「丸ごと保存しておきましょう。オクラは冷凍室から出してすぐにカットできます。冷凍することで組織が壊れるので、ゆでる必要も、塩もみしてうぶ毛を取る作業も必要ありません」
【14】ブルーベリー
抗酸化作用があり、動脈硬化や生活習慣病の予防に役立つポリフェノールが、冷凍することで増えるともいわれている。
「水分を拭き取って、保存袋に入れておけば3カ月ほど保存可能。夏場は、凍ったままヨーグルトに入れるとおいしいですよ」
冷凍術を駆使し、野菜高騰を乗り切ろう。