「シルバー人材センター」潜入ルポ “実際収入はどのくらい?”“やりがいは?”リアルな声
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■若いほうが、人気の仕事に採用されやすいというデータも

 

人気の仕事を伺ってみると……。

 

「事務職や図書館のサポートなどの仕事は大人気で、争奪戦となりますね。高齢の方よりも、60代の方のほうが採用されるケースが多いです。こういった仕事を選びたいならば、少しでも若いうちに登録しておくに越したことはありません」(センター担当者)

 

仕事を探すときのコツとしては、若いうちに登録しておくだけでなく、希望の仕事がないかこまめにチェックすることを心がけたい。資格や専門知識をもっていると有利な場合もあるので、それらを学べる、センター主催の講座などに積極的に参加するのもよいだろう。

 

そして、肝心の収入は、1時間あたり1千~2千円程度が相場とされる。もちろん、地域が指定した最低賃金は確保されている。配当金、という形でセンターから振り込まれ、仕事内容にもよるが、おおよそ上の表のとおり。月3万~5万円程度が平均収入で、都市部ではやや高めとなっている。

 

冒頭の高橋さんも、「数回のランチ代くらいにしかなりませんが(笑)、精神的にも充実しています」と話す。大金を稼ぐよりも、「ゆるく社会とつながりつつ、ほどよく稼ぎたい」人に向いているといえるだろう。

 

さらに、一度登録すれば長く勤められる可能性があるところも、魅力の一つだ。「安心できる人に長くお願いしたい」という依頼主も多いため、60代の若いうちから信頼関係を得れば、80代、90代まで働くことも可能。ちなみに、新宿区では90歳以上で元気に働いている会員もいる。

 

ほかにも、会員のコミュニケーション活動にも参加することができる。格安でパソコン講座や書道教室などを受けながら、仲間づくりに励む人も多いそうだ。社会とのつながりを保ち続け、定期的に外出することは、孤独死を防ぐことや認知症予防にもなる。

 

60代からも働く選択肢として、シルバー人材センターへの登録を、検討してはいかがだろうか。

 

画像ページ >【実例あり】シルバー人材センターでもらえる配分金(他2枚)

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