認知症の高齢者に関する話題
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日本人の死因 虚血性心疾患、脳卒中よりも多い“意外な病気”とは?新研究で判明
2025/04/09 11:00今や日本人の“国民病”ともいわれている認知症。現在、65歳以上の約16%、すなわち7人に1人が発症しているとされている。世界的に見ても、日本はOECD加盟35カ国中、最も「認知症」の人の割合が多い国ということでも知られる。そんななか、驚きのデータが3月下旬に公表された。慶應義塾大学や米ワシントン大学の研究グループが日本人の過去30年の健康状態を解析した結果、’15~’21年で最も多い死因が「認知症 -
「年金だけでは足りない」を補う認知症保険ガイド 1000円代から加入できる商品も!
2024/09/27 11:00「ひとり暮らしの母がアルツハイマー型認知症と診断されたのは2年前、78歳のとき。もの取られ妄想が激しく、もの忘れも増えて冷蔵庫には消費期限切れの食材ばかり。日常生活を見守るため、母の家に毎日通うようになりましたが、介護サービスや医療費以外にかかるケアの費用が膨らみ……。自分たちの老後の蓄えの貯金を切り崩して、母親の介護費用に充てています」深いため息をつきながら語るのは東京都在住のA子さん(51)。 -
認知症で年間2万人が行方不明に…GPSを無料で貸し出す自治体も!専門家が対策を伝授
2024/08/08 06:007月4日、超高齢化時代を象徴する統計データが発表された。警察庁によると、2023年に警察に届けがあった認知症の行方不明者は、前年比330人増の1万9千39人。そのうち遺体で見つかったのは502人で、いずれも過去最多を更新。認知症の行方不明者は、この10年で1.8倍にも増加している。東京都健康長寿医療センター研究所のデータでは、認知症による行方不明者の死亡原因で最も多いのが、「溺死」(39.3%)、 -
犬を飼うと認知症リスク4割減!「猫ではだめ?」研究者に聞いてみた
2024/06/10 11:00犬を飼っている人と猫を飼っている人とでは、認知症の発症リスクに差が出る。こんな驚きの研究結果が東京都健康長寿医療センター・社会参加とヘルシーエイジング研究チームによって公表された。早速この研究に携わった同センター協力研究員で国立環境研究所主任研究員の谷口優さんに聞いた。「たしかに、犬を飼っている人は、飼っていない人に比べて、認知症が発症するリスクが40%低いことが、今回の研究で示されました」この研 -
認知機能を維持するための生活習慣!「1日1万歩」が“逆効果”な理由
2024/05/27 11:00聞きなれない「軽度認知障害」という言葉。聞けば、「認知症」の一歩手前だという。65歳以上の6人に1人が認知機能にトラブルを抱える今、少しでも進行を食い止めるには――。2022年時点で、65歳以上の認知症の高齢者の数は、443万人。厚生労働省が5月8日に公表した研究資料には、認知症にまつわる推計の数値が、このように記されていた。全国紙・社会部記者が言う。「団塊ジュニア、つまり現在のアラフィフ世代が6 -
65歳から増える「老人性うつ」認知症と誤診され症状悪化のケースも…見分ける方法は?
2024/05/15 11:00「65歳以上の人が発症するうつ病を『老人性うつ』といいます。この老人性うつは、認知症と症状が似ている部分もあり、見分けにくいんです。認知症と思っていたら老人性うつだった、あるいは、それら2つの症状が合併しているケースもある。それだけ診断が難しいんです。また、老人性うつが、認知症の発症リスクを高めることもあります」えびな脳神経クリニック理事長で、同院認知症疾患医療センター長の尾﨑聡医師が、こう話す。 -
「頻尿薬」飲み続けると記憶障害の危険性も……50代以上の服用者が多い認知症高リスク処方薬
2024/02/28 11:00年齢を重ねたぶんだけ増える処方薬。だが、飲む薬の種類が多いほど副作用が増幅されることはあまり知られていない。その物忘れ、ひょっとして薬の影響かもーー。高齢者の5人に1人が認知症となると推計されている「2025年問題」まで、あと1年を切った。認知症はますます身近な問題となったため、ちょっとした物忘れも“認知症のせい”と安易に考えてしまいがちだが。「じつは認知症ではなく、薬の副作用によって認知機能が低 -
認知症による行方不明者が1万8000人と過去最多! 家族の「徘徊失踪」を防ぐために知っておくべきサービス8
2023/07/18 06:00人生100年時代を迎えて、長生きリスクのひとつが“認知症”。高齢化に伴い、認知症になる人は増え続け、2025年には65歳以上の5人に1人、約700万人が認知症になると推計されている。そのうえ、徘徊で行方不明になる人が急増していることも問題に。警察庁によると、’22年、認知症やその疑いで行方不明になった人の数は1万8709人と過去最多を更新。’12年の統計開始から10年連続、増加の一途をたどる。「高 -
アルツハイマー研究の第一人者語る「論文捏造問題と治療薬開発の最前線」
2022/08/04 15:50国内に700万人ほどいる認知症患者のうち、約7割がアルツハイマー型だと推定されている。アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が減っていくことで、脳が萎縮し、認知機能が衰えていく疾患だ。患者の脳にはアミロイドβとよばれるタンパク質が蓄積することが確認されている。アミロイドβは健康な人の脳内にも存在していて、体内の酵素の働きによって分解され排出されている。だが、何らかの理由で正常な分解がされなくなると -
「アルツハイマーの原因はアミロイドβ」根拠論文が捏造だった
2022/08/04 15:50<認知症の治療薬の開発のため、さまざまな国や企業が投資してきた数千億円もの研究費と、16年の歳月が無駄になってしまうかもしれない>いま、医学会にこんな動揺が広がっている。きっかけは、7月22日に、米国の科学誌『サイエンス』にある記事が掲載されたことだ。医療ガバナンス研究所理事長で、内科医の上昌広さんがこう解説する。「2006年に米国で発表されたアルツハイマー型認知症についての重要な論文が捏造ではな -
老々“相続”で揉めない秘訣 高齢の相続人が認知症の場合は?
2022/05/26 15:50「相続人の一人が認知症に……」 「わが家は相続人が行方不明」親が90歳、100歳まで存命なのは心強いが、そのぶん、子世代も60代、70代と高齢になる。勃発してくるのが「老々相続」問題だーー。「老々相続とは、高齢の親の財産を老いてきた子世代が相続すること。長年、老々介護をしてやっと親御さんを見送った後、『老々相続』という仕事が待っています。少しでも困らないために、いまから準備をしておくことは大事です -
保険の専門家が選んだ「いま入るべき認知症保険BEST3」
2020/12/18 15:50「80代になると、認知症の罹患率は2割を超えるというデータが出ています。いざ、そのときに備えるのが、認知症保険です」こう話すのは、今月発売の『NEWよい保険・悪い保険』(徳間書店)共同監修などで知られる保険のプロ、長尾義弘さん(ファイナンシャルプランナー)。年齢階級別の認知症有病率(厚生労働省/認知症対策総合研究事業)によると、なんと女性は80代後半で43.9%が認知症を患うとされている。「正確に -
行方不明者を3回見つけた犬も…高齢者“徘徊”救う警察犬
2020/07/09 11:00時間がたつほど死亡率が高くなる、認知症による“徘徊”。そんな緊急事態に出動し、これまでに高齢行方不明者を3度も早期発見した警察犬がいると聞き、現地に向かったーー。「県内で1日に平均4〜5件、多いときには10件ほど、警察犬の出動要請があります。昨年、実際に出動した回数は721回で、年々増えている状況となっており、その大半は高齢行方不明者の捜索です」こう語るのは、’19年、認知症による行方不明者が全国 -
市民約4千人が捜索に 認知症“行方不明者”発見率100%の街
2020/07/09 11:00「県内で1日に平均4〜5件、多いときには10件ほど、警察犬の出動要請があります。昨年、実際に出動した回数は721回で、年々増えている状況となっており、その大半は高齢行方不明者の捜索です」こう語るのは、’19年、認知症による行方不明者が全国で3番目に多かった兵庫県の警察本部刑事部鑑識課・川崎廣貴警部(46)だ。7月2日、警察庁は’19年における認知症の行方不明者が全国で1万7,479人(前年比552 -
「欠食」が絶対にNGである理由…食生活改善は認知症予防にも
2019/10/30 15:50《やせている高齢者ほど、認知症になりやすいーー》今年7月に公表された驚きのデータが話題を呼んでいる。研究は、山梨大学のほか40の大学・研究機関が参加する「日本老年学的評価研究機構」(東京・台東区)が実施したもの。愛知県に住む65歳以上の高齢者3,696人を対象に、’10年から約6年間追跡調査したところ、338人が認知症を発症したが、発症率は太っている人のほうが低かったというのだ。調査に携わった山梨 -
「やせ型高齢者ほど認知症なりやすい」は本当か、研究者語る根拠
2019/10/30 15:50肥満体型より、スリムな人のほうが健康的……と思ったら大間違い! なんと、やせている人のほうが認知機能の低下をはじめとして、さまざまな病気を招くリスクが増大するという調査結果が報告されたーー。《やせている高齢者ほど、認知症になりやすいーー》今年7月に公表された驚きのデータが話題を呼んでいる。研究は、山梨大学のほか40の大学・研究機関が参加する「日本老年学的評価研究機構」(東京・台東区)が実施したもの -
20の兆候でチェック!認知症は早めの治療で進行を遅らせられる
2019/09/25 06:00完治は難しいと思われている認知症も、ごく初期に起こる異変に気づけば、発症を防ぐことができる。家族の異変が気になったら、そして自分の行動に違和感を覚えたら、まずは自己診断。認知症の“始まり”を察知し、なるべく早く対処法を考えよう。15年以上も無事故・無違反の優良運転手だった夫(78)の様子が最近、変だと思うようになったのは妻のA子さん(76)。ガレージに車を入れるときに、こするようになっただけでなく -
リモコン操作が困難になると黄色信号「認知症」の初期兆候
2019/09/25 06:0015年以上も無事故・無違反の優良運転手だった夫(78)の様子が最近、変だと思うようになったのは妻のA子さん(76)。ガレージに車を入れるときに、こするようになっただけでなく、“もの忘れ”も増えてきたという。「最近、高齢ドライバーによる事故のニュースを見るたびに、いつかお父さんも事故を起こすのではと気が気ではありません。本人は『自分は大丈夫』と言って聞かないのでどうやって運転をやめさせたらいいのか… -
行方不明者2万人超えも…認知症患者激増する「2025年問題」
2019/06/28 06:00認知症の親のもとには毎日のように「振り込んで」と詐欺の電話。夜、買い物に出かけると、まるで当たり前のように徘徊老人が……そんな時代に突入するまで、あと5年半なんです。「年金問題について、大きな波紋を広げた金融庁の報告書。その中では、日本が抱える“2025年問題”にも触れられているのです」(全国紙社会部記者)2025年問題とは、団塊世代の多くが後期高齢者(75歳以上)となる時代に懸念されるさまざまな -
2025年に認知症患者は700万人に…懸念される自動車事故
2019/06/27 16:00「年金問題について、大きな波紋を広げた金融庁の報告書。その中では、日本が抱える“2025年問題”にも触れられているのです」(全国紙社会部記者)2025年問題とは、団塊世代の多くが後期高齢者(75歳以上)となる時代に懸念されるさまざまな社会問題のこと。およそ5年後に待つ“恐怖の未来”について語るのは、国際医療福祉大学大学院教授で、公衆衛生に詳しい医師の武藤正樹さんだ。「'25年には認知症の人が700 -
8つの“脳番地”をバランスよく鍛えれば脳は死ぬまで衰えない
2018/09/12 16:00「もの忘れが多くなると、このまま脳が衰え、いずれ認知症に……と不安になる人もいます。でも諦めることはありません。脳は何歳になっても成長するのです」そう語るのは、加藤プラチナクリニック院長の加藤俊徳先生。胎児から超高齢者まで1万人以上の脳のMRI画像を分析してきた脳科学のスペシャリストだ。加藤先生の新著『50歳を超えても脳が若返る生き方』(講談社)には、驚きの“新事実”が書かれている。たとえば、中高 -
80歳からでも成長はできる!“脳を老化させない4つの習慣”
2018/09/12 16:00「もの忘れが多くなると、このまま脳が衰え、いずれ認知症に……と不安になる人もいます。でも諦めることはありません。脳は何歳になっても成長するのです」そう語るのは、加藤プラチナクリニック院長の加藤俊徳先生。胎児から超高齢者まで1万人以上の脳のMRI画像を分析してきた脳科学のスペシャリストだ。加藤先生の新著『50歳を超えても脳が若返る生き方』(講談社)には、驚きの“新事実”が書かれている。たとえば、中高 -
生涯で4割が認知症に……脳のゴミ“アミロイド”に注意
2018/07/04 16:00《60歳以上の5人に1人の脳に異常タンパク質アミロイドβが溜まっている……》今年5月、大手新聞各紙にこんな見出しが躍った。“脳のゴミ”ともいわれるアミロイドβとは、アルツハイマー病の原因とされている脳内に発生する異常タンパク質。高齢者の7人に1人が認知症になるといわれているいま、「認知症だけは避けたい」と多くの人が願うだけに、衝撃的なニュースだ。これは、東京大学大学院医学系研究科神経病理学分野の岩 -
認知症を予防するにはメモ帳を持って散歩に出かけよう
2018/07/04 16:00超高齢社会、何より怖いと思われている認知症。原因とされるアミロイドβは健常な人の脳にも蓄積されているという。だが、新しい生活習慣で発症を防ぐことは可能なのだ——。《60歳以上の5人に1人の脳に異常タンパク質アミロイドβが溜まっている……》今年5月、大手新聞各紙にこんな見出しが躍った。“脳のゴミ”ともいわれるアミロイドβとは、アルツハイマー病の原因とされている脳内に発生する異常タンパク質。高齢者の7 -
高齢ドライバー事故の盲点“放置した家族”の責任になることも
2018/07/01 16:00「最近、親の運転が心配で……」。高齢者の交通事故が増えていくなかで気になるのが、異変を感じていても“止めなかった”家族の責任。もしもの大事故が起きる前に対策を!認知症と診断されていなくても、年齢とともに認知機能は低下してくるので、いつ死亡事故を起こして“加害者”になるかわからない高齢者ドライバー。実際に、75歳以上のドライバーの死亡事故件数は、75歳未満全体と比較して、免許人口10万人当たりで2倍