高島礼子さん(49)は、今年の7月で50歳を迎える。本誌’13年9月17日号特集企画「劣化しない人」アンケートでも断トツの1位になった彼女に、美しさと健康の秘訣を聞いてみた――。
「30代は若かったこともあって仕事をハードにこなし、プライベートの面でも、自由気ままに生きていました。老化ということをまったく気にせずに。ところが40代に入った途端、四十肩になったり、視力が衰えたり、体についた肉が取れないようになったり(笑)、一気に加齢が来たんです。そこで、一念発起して生活をがらりと変えることにしました」
まず、自宅にマシンを買ってウォーキング。ときには2時間続けて歩いたり、時間があればジムに行ってストレッチ。加圧トレーニングにも通ったという。食生活も一変。それまで外食がほとんどで肉もよく食べていたが、医者からのアドバイスで牛肉・豚肉を封印。逆にサプリにのめりこみ、何種類もごはん代わりのように口にしていたそうだ。そんな生活が何年か続いたが……。
「だんだんと続けることがストレスになり、苦痛になってきて……。今は、ウォーキングもゆっくりと楽しみながら。ジム通いも気が向けば行くという感じ。サプリはなるべく少なくして、必要なものは食事から摂るようにしています。ですから、今していることはすごく単純なことばかり。以前はシャワー派でしたけど、今は1日1回必ずお風呂に入ります。半身浴ではなく42度設定のお湯につかって、時間的に余裕があるときは20〜30分入っているときもあります。あとは、冷たい飲み物はやめて、なるべく温かいもの――白湯をいただくとか、それくらいですね」
お肌に関しては?
「この年になると本当に肌が乾燥しますので。コラーゲンは毎日欠かさず飲んでいますし、化粧水や乳液、保湿クリームは常に手元に置いています。化粧品やクリームは高価なものだとどうしても使い惜しみしちゃうので(笑)、なるべく値段のリーズナブルなものを、惜しみなくふんだんに使っています。今は自分を追い込まずに、自然体に近い形で加齢と上手に付き合っていこうという感じですね」
最後に、50代をどう生きるか聞いてみた――。
「女性としては、年を重ねるごとに、話し方にも色気がなくなるし(笑)、『美しくありたい』という気持ちもだんだんと希薄になって、女性であることを忘れがち。この点を反省しつつ、これからは、もう一度女性であることを強く意識して、自分の中の“女”の部分に磨きをかけていきたいと思います」