安い牛肉を、何に漬けたらおいしくなるのか?よく耳にする“アレ”らに、塊、スライス、ステーキ肉を約1時間漬け込んで焼いてみたが、部位ごとの違いはさほどなかったので、単純に味・やわらかさなどで評価した。採点は10点満点の大検証!
〈赤ワイン・4.5点〉
何もしない肉と比べ、かたさはあまり変わらず。味のアップも若干という感じ。赤ワインは定番の煮込み料理のほうが適しているよう。
〈牛乳・8点〉
臭みが気にならなくなり、かたかった肉がずいぶんやわらかくなった。こんなに変化があるとはビックリ。手軽なのでこの方法はあり。
〈ビール・4点〉
赤ワイン同様、かたさはほとんど変化なし。肉にアルコール臭も残るので漬け込み処理には向かないよう。煮込み料理のほうがおすすめ。
〈玉ねぎ・7点〉
すり下ろした玉ねぎに漬けて焼いた肉は、やわらかくなったが牛乳に漬け込んだ肉よりは少し劣る。しかし、うま味は増しておいしくなった。
〈キウイ・9点〉
今回の検証において、満場一致で最高評価だったのがキウイのすりおろし。やわらかくなっただけでなく、肉が甘くなり、格段においしさもアップ。
〈塩麹・6点〉
パサパサ感が若干和らいだ感じはあるものの、かたさは少しやわらかくなった程度。もっと漬け込んだほうがよかったのかも。
〈にがり・6点〉
肉のかたさはあまり変化を感じられなかった。それよりも味がしょっぱくなった。一方で、うま味が増したというスタッフの意見もあり。
〈ヨーグルト・8.5点〉
すごくやわらかく、おいしく変化。やわらかさだけを求めるなら身近な食材なので試してみて。漬け込む食材によってずいぶん違いがあり驚き。
キウイ、牛乳、ヨーグルトが高得点。ぜひ試してみて!