画像を見る

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、この夏のボーナス支給額は昨年より平均で5万6,000円の減額に(日本生命調べ)。この家計のピンチをなんとか乗り切るために役立つワザを、マネーの賢人に教わりましたーー。

 

「新型コロナウイルス感染拡大に注意しながらも、夏休みといえば少しでも家族でレジャーの機会を作りたいものです。とはいえ、多くの家庭でボーナスの収入が例年より厳しいこの夏は、出費を抑えながら楽しむ工夫が必要です」

 

そう話すのは、ファイナンシャルプランナーでコラムニストの西山美紀さん。西山さんが提案するのは、ネットや近場のスポットを重点的に活用すること。

 

「この夏のレジャーのポイントは、できるだけお金をかけず、コロナウイルス対策も意識するということにつきます」

 

そこで、西山さんが新しい帰省・レジャーで「ボーナス減の夏」を乗り切る家計の裏ワザを教えてくれた。

 

【裏ワザ1】「リモート帰省」の本格導入で親戚一同で負担をグンと軽減!

 

「この夏の実家への帰省は、旅費だけでなく、コロナ禍の不安も考えると悩ましいところ。5月の連休でも話題になりましたが、いっそ『リモート帰省』にする方法があります。いまは年配の方にもスマホが普及しつつあるので、『LINE通話』のビデオ機能を使えば手軽に実家との交流が可能です。お互いのペットや部屋の様子の細部まで見せ合うなど、リアル帰省ではできない楽しさも。一度はトライしてみては」(西山さん・以下同)

 

【裏ワザ2】消耗品のレジャーアイテムはメルカリを徹底活用!

 

「レジャー用品に関して、店頭やネット通販などの市場価格を調べてみると、中古品も扱っているメルカリがいちばん安いケースが多いようです。庭やベランダで楽しめるミニプールが、大手通販では5,000円前後、メルカリだと4,000円前後です。キャンプ用のテント(2〜3人用)では、大手通販では9,000円前後、メルカリ8,000円前後。レジャー用品は消耗品ですから、中古でも気にならなければメルカリをチェックして活用すると、家計の一助になると思います」

 

【裏ワザ3】「無料のレジャースポット」活用で賢くお得に楽しむ!

 

「出費を抑えて楽しむため、近場の無料でも楽しめるスポットを探してみてはいかが。特に生き物と触れ合える動物園や広々とした公園は家族で楽しめます。ただ、わざわざ遠いところにある施設に出かけるのは交通費がかさんで、意味がありません。自宅の近くにこうした施設があるか探して利用することをお勧めします」

 

西山さんが自らハマっていて強く勧めるのは、近場での家族キャンプだとか。

 

「家族でのアウトドアならコロナウイルスの心配もないので、自宅から1時間程度の城南島海浜公園キャンプ場(東京都)にはよく行っています。使用料は、車を横付けできるオートキャンプで1区画1泊4,000円ほど。家族全員で楽しめますよ」

 

例年とは違う夏休み、新型コロナウイルスのリスクには十分に注意しながら、新しい過ごし方に家族で取り組んでみては。

 

「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載

【関連画像】

関連カテゴリー: