実は冷凍野菜は旬の季節に製造されているので、おいしいうえに栄養価が高い。無駄がなく、長期保存も利くという現代人にはぴったりの食材なのだーー!
「最初は一人暮らしの高齢者男性に向けて考案したレシピでしたが、忙しい女性にこそ、ぜひ取り入れてほしいです」
こう話すのは、“頑張らない健康長寿法”を長年提唱している医師の鎌田實先生。今回、鎌田先生が新しく提案するのは冷凍野菜を使った「健康手抜きごはん」だ。
現代女性は家庭だけでなく、仕事や社会での活躍も増え、多忙になっている。だからこそ、冷凍野菜を活用して“手抜き”を覚えてほしいと鎌田先生は言う。
そんな、冷凍野菜を使った鎌田先生おすすめのレシピを紹介。
【小松菜・ツナのみそあえ】
《材料》
乾燥小松菜…20g
ツナ(ノンオイル)…1缶(70g)
みそ…小さじ1
水…150ml
えごま油…小さじ1
いりごま…大さじ1/2
《作り方》
(1)鍋に乾燥小松菜とツナ缶の中身を汁ごと入れ、水とみそを加えて弱火にかける。
(2)5分ほどして汁気がなくなったら火を止め、少し冷めてからえごま油といりごまを加えてあえる。
「小松菜はカルシウムや鉄分を多く含みます。レシピでは乾燥小松菜を使っていますが、冷凍の小松菜を使ってもかまいません。みそとツナが加わることで、タンパク質もしっかり補えます」(鎌田先生・以下同)