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今年1月に国土交通省が発表した昨年の着工新設住宅戸数は、85万9529戸と前年比で0.4%増加した。その内訳は貸家や分譲住宅が増加した一方、注文住宅(持ち家)は前年比11.3%減の25万3287戸と低水準だった。

 

人生のなかで最も大きな買い物といえるマイホーム。注文住宅を選択する人が減っているとはいえ、一番の魅力はこだわりを実現できる自由設計にあるという。そんななか“トレンド”も変化しつつあるようで、Twitterでは議論が起こっている。

 

発端は、とあるユーザーが5月中旬に呟いた投稿。このユーザーは最近の住宅事情で、“バルコニーいらない”という人が増えていると知って驚いたようだ。

 

その理由として、共働きのため室内で洗濯物を干す人が増加したことや維持管理の手間、外観の印象が悪くなるなどのデメリットを挙げていた。なお、このユーザーは洗濯物を干すだけでなく、家族の憩いの場としてバルコニーを活用しているという。

 

この投稿は現在までに378万回以上表示され、実際に注文住宅を建てた経験者から様々な意見が寄せられている。まず“バルコニーいらない派”からは、こんな声が上がっている。

 

《我が家もバルコニーありません。かわりにランドリールームのような室内物干し部屋を作りました》
《バルコニーがあると、外から侵入しやすいと聞いたので、防犯上、外ツルツルのぺったんぺったんにしました!》

 

なかにはバルコニーを作ったものの、使用していないという人も。

 

《インナーバルコニーいらないって頑なに言い続けたけど結局夫の強い希望でつけた! ものの、まだ一度も外に出たことがありません》
《念願の戸建てだけどバルコニー使ってません! あんだけバルコニー付きを条件に入れてたのに! 掃除面倒臭く放置中…》

 

その一方で、“バルコニー必要派”からはこんな声が上がっている。

 

《うちは作った 平屋的な設計だったので、階段の登り降りはなく、子供の布団カバーなど干すのに重宝してる 屋根付きだから便利!》
《バルコニー大きめに欲しい派なので衝撃。 洗濯物がカラッと乾くと最高に気持ちいいし、布団はお日様に当てるとめちゃくちゃよく眠れる。 何より、バルコニーがある開放感最高》

 

なかにはデメリットを考慮し、最小限の範囲で設置したという人もいた。

 

《うちはかろうじて小さめのをつけました。布団とか干す用にって。見た目的にはつけたいなって思いました》

 

実際に都内で注文住宅を建てた40代男性は、こう語る。

 

「たしかに担当の建築士とお話ししていたとき、『最近は部屋干しの人が増えていて、バルコニーを作らない人も増えていますよ』と言われました。なので私も迷ったのですが、一応、最小限のバルコニーだけ作ることにしたんです。でもその後にサウナが好きになって、『もっと広くしておけばテントサウナを置けたな……』と思っています」

 

年代やライフステージによって、価値観も変化していくもの。後で後悔しないためにも、慎重に判断する必要がありそうだ。

出典元:

WEB女性自身

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