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1日1回でも、5秒間、吸って、吐いて〜と深い呼吸に意識を集中すれば、副交感神経が優位になり、過食を防ぐ。マインドフルネスを応用したメソッドで“やせる脳”を目指そう!

 

「生まれてこのかたずっと呼吸を続けていても、『いま私は呼吸をしている!』ってしっかりと意識を向けたことってありますか? 1日1呼吸でも、5秒間、吸って、吐いて〜に意識を集中させてください。頭がすっきりして、暴飲暴食をセーブすることができます」

 

このように、「5秒呼吸」で“やせる脳”を作ることができるというのは、著書『やせる呼吸』(二見書房)でマインドフルネス・ダイエットを提唱する、脳神経内科医の山下あきこさん。

 

「いま自分の体がどんなふうになっているか、自分で自分に意識を向け、目の前のひとつのことに集中するのがマインドフルネスです」

 

山下さんが主催するダイエットプログラムの参加者は、1カ月で平均5キロ、なかには4カ月で14キロの減量に成功した人もいたという。その基本となる、呼吸の仕方はごくごく簡単だ。

 

「目を閉じて、または半目にして、自然に鼻から息が入ってくるのを感じて見ましょう。鼻から吐いて、鼻から吸って、一呼吸をおくと、自律神経が整って、暴飲暴食を防ぐことができます」

 

山下さんによると、そもそもストレスや忙しさを日々抱えていると、交感神経が優位になり、脳が緊張状態になるという。結果、気づかぬうちに食べすぎてしまうことになるのだ。

 

「交感神経を鎮めるためには、呼吸に意識を集中させて。そうすると副交感神経が優位になり、脳がリラックス。“やせる脳”になって、食べる衝動を抑えることができます」

 

スラリとしたスタイルを維持する山下さんだが、2児の育児と仕事を両立させるなかで、ついあくせくしがちなこともあったという。

 

「食事をしながら本を読んだり。何事も『ながら』だったために、脳が疲れていたんです。信号待ちやパソコンを起動する数分間に、一呼吸を入れるようになって、何事も落ち着いておこなえるようになりました。人生が変わりましたね」

 

山下さんは病院を退職。いまはマインドフルネスをベースにしたダイエットや心身の健康法を、セミナーやWebなどで配信、伝授している。

 

呼吸に加え、目の前の食事に意識を集中させると、“やせる脳”を作ることができる。参加者からも「やせた!」「リバウンドしない!」とその効果が続々と寄せられているという。

 

「たとえば大好物のチョコレートでも、食べる前にしっかりと意識を向けると、1粒で満たされるようになるのです」

 

山下さんの「チョコレート瞑想」は次のとおり。

 

(1)包み紙ごと手のひらにのせ、1粒の重さを実感
(2)包みを開いたら手のひらにのせたり、指でつまんだり触ってみる。硬いとか、べたべたする感覚に集中する
(3)よく眺めて視覚でも楽しむ
(4)食べる前に少しなめる
(5)これを三口で食べる。一口目をかじる。溶けていくのを感じる。飲み込むときに、唾液や甘味が喉を通る感覚に意識を向けてみる
(6)二口目は、かんで(咀嚼して)みる。硬さや軟らかさを歯で感じる
(7)最後の三口目は好きなように

 

というように好きな物を、とことん見て、味わって感じることが、少量で満足できる“やせる脳”につながるのだ。

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