■くすみに効く食べ合わせ
大好きなベージュがいつからか、似合わなくなる。その理由が肌の「くすみ」だと気づいて納得するが、落ち込むのは避けがたい。
「くすみは40代以降、急激に増える肌悩みです。若いころは透明感があった肌も、血行不良や紫外線ダメージ、加齢による肌のキメの低下などによって、どんよりし、透明感が失われるのです」
肌のくすみを改善するには血流を改善し、ターンオーバーを正常化することがカギになる。
「そのために必要なのは、ビタミンEと鉄分です。どちらも血液の質を高めて、血流を促す働きを持っています」
【くすみに効く食べ合わせ:ビタミンE×鉄分】
〈ビタミンE〉:ナッツ類、ほうれん草、ウナギ、ブロッコリーなど
〈鉄分〉:干しぶどう、オートミール、のり、レバーなど
ビタミンEが豊富な食品は、アーモンドなどのナッツ類やほうれん草、ブロッコリーなど。鉄分は干しぶどうやのり、レバーなどにも多い。
「小腹がすいたときにナッツや干しぶどうを食べると、血流改善のほか、ダイエットにも効果的です。最近よく見かけるアーモンドミルクもビタミンEが豊富ですから、試してみてください」
また、血行不良には、自律神経のバランスが大きく関わっている。疲れやストレスによって自律神経が乱れることで血管が収縮すると、肌の毛細血管をはじめ、全身の血流が滞るため、ターンオーバーが乱れ、くすみを引き起こしてしまうのだ。
「自律神経のバランスを整えるには、規則正しい生活がポイントです。しっかり眠るために、お風呂は寝る2時間前までに済ませる。朝起きたら日光を浴びる。そしてしっかり朝ごはんを食べる。こうした積み重ねが、くすみのない肌を作っていくのです」