「爪のお手入れ方法を見直せば、何歳からでも、きれいな爪を生やすことができますよ」
そう語るのは、育爪スタイリストの嶋田美津惠さん。育爪とは素の爪を美しく育てること。28年にわたり1万人以上の爪の悩みを解決してきた嶋田さんが代表を務める育爪サロン「ラメリック」自由が丘店の土日祝の新規予約は2年3カ月待ちだという。
汚ない爪を見て気分が落ち込む人も多いが、京都大学の平松隆円氏の研究によると、マニキュアを塗ってきれいな爪になると緊張、疲労、落ち込みなどが減少するという。何かと目に入りやすい爪が美しくなると、自己肯定感がアップ。うつの原因となるストレスも減少するのだ。
そこで嶋田さんに、手足の爪の形を美しくするための新習慣を教えてもらった。
【1】爪の先はやすりで整える
「爪は3つの層が重なってできています。爪切りの強い衝撃は、爪にとって大きなダメージとなり、二枚爪の原因に。長さも形も、爪やすりで整えるのがベストです」
どうしても爪切りを使いたいときには、どうすれば?
「お湯の中に指をつけ、爪を柔らかくしてからその中で、1枚につき4〜6回ほどに分けて切ってください。しっかり爪が柔らかくなっていれば、お風呂上がりに切るのでも多少マシですが、爪はすぐ乾燥するので、湯船につかったまま切るといいでしょう」
【2】爪の先の白い部分は常に残す
「爪のピンク色に見える部分は、爪の下の皮膚と爪がぴったりとくっついている箇所。爪の先の白い部分をすべて切ると、白い部分を作ろうとして爪が皮膚から剥がれ、ピンク部分が減ってしまうんです。爪の先の白い部分は常に2〜5ミリ残すようにしてください」