夏のうねり髪に「酢リンス」!髪表面を引き締めサラサラに
画像を見る 繰り返す白髪染めは髪がスカスカになってうねりやすくなるという(写真:プラナ/PIXTA)

 

■夏の5大ヘア悩み解決方法

 

【1】毛穴詰まりを解消する頭皮クレンジング

 

「汗をかく夏場は、頭皮の毛穴が詰まりやすい時季。とくに髪の“根元”がうねりやすい、という方は、毛穴詰まりや頭皮の老化によって毛根の形が変わってしまっている可能性があります。シャンプーの前に週2回ほどプレシャンプーとして頭皮クレンジングを行うのがおすすめです」

 

頭皮クレンジングは、市販の頭皮専用のクレンジング剤か、アルガンオイルなど植物系のオイルでも代用できる。

 

「オイルの場合は、大さじ1杯ほどを手にとり、頭皮によくなじませて、指先でほぐすようにマッサージしましょう」

 

【2】パサつきを撃退するトリートメント

 

頭皮クレンジングのあとは、通常どおりシャンプーを。そのあとに続く“酢リンス”を行う前に、トリートメントは必須だ。

 

「酢リンスには、髪の表面のキューティクルを引き締め、うねりを落ち着かせる効果はありますが、髪内部の補修はできません。ですから、その前にトリートメントでしっかりと水分・油分・タンパク質などを補うことが大切。両方行うことで、酢リンスだけよりも、サラサラに仕上がります」

 

とくに、紫外線のダメージを受けやすい夏は、しっかり補修を。

 

「トリートメントは、つけ方を工夫するだけで効果がアップします。ポイントは、シャンプーのあと、タオルで水気を拭き取ってからつけること。ぺたんとなりやすい根元は避けて、傷みやすい毛先を中心につけましょう。目の粗いコームで髪全体になじませたあと、3~5分置いてから洗い流すと効果が高まります」

 

【3】“酢リンス”で髪表面を引き締めサラサラに

 

いよいよ“酢リンス”の出番だ。作り方は、洗面器に約7割湯を張り、そこに大さじ1杯のりんご酢を入れるだけ。

 

「アミノ酸が多く、しっとりするのは米酢や黒酢ですが、においが少なく使いやすいのはりんご酢です。洗面器に毛先から髪をひたして、手で全体になじませるようにつけていきます」

 

髪がぺたんとなりやすい方は、ボリュームダウンの原因になるので、根元への塗布は避けよう。

 

「逆に、ボリュームが出やすく、より落ち着かせたい方は、酢リンスに大さじ1杯程度の市販のグリセリンを加えると、しっとり感が出ます」

 

塗布したあとは、3分ほど時間を置く。さっとお湯で洗い流せば終了だ。

 

【4】しつこい“うねり”を撃退する乾かし方

 

うねりを出さないためには、乾かし方もひと工夫しよう。

 

「ヘアオイルは、乾かす前と乾かしたあと、2回に分けてつけるのがポイント。髪のダメージによるうねりが強い方は、タオルドライしたあと、傷みやすい毛先から中心へとなじませます」

 

髪がぺたんとしやすい方は、ここでも、根元にヘアオイルをつけないこと。

 

「手ぐしで髪をしっかり伸ばしながら乾かすと、広がりやうねりが出にくくなります。また、とくにうねりが出やすいところは、ブローの仕上げに固めるタイプのヘアスプレーを吹きつけたブラシでコーミングすると、うねりを抑えられます」

 

【5】ベタつきやにおいにはドライシャンプーが◎

 

最後に紹介したいのは外出先でのケアだ。せっかく髪をセットして出かけても、汗をかくとベタついたり、においが気になったりしてしまう。

 

そんなときは、手軽に頭皮のベタつきやにおいを抑えることができるドライシャンプーの出番だ。

 

「出先でも手軽に使えるドライシャンプーには、スプレー式のものや、汗を拭き取って皮脂を抑えるペーパータイプのものがあります。携帯しやすいものを選んで、バッグに入れておきましょう」

 

酢リンスの効果を最大限に高めて、夏のサラサラヘアを手に入れよう!

 

次ページ >【解説あり】5大ヘア悩み解決方法&酢リンス作り方

【関連画像】

関連カテゴリー: