《7kg痩せて30年リバウンドなし》59歳まで体型維持!「痩せる日常動作」が簡単と話題に
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■電子レンジ待ちの「背中トレ」が特に大事!

 

さらに、レンチン待ちの時間は絶好のトレーニングチャンス!

 

背中のトレーニングは、年齢を重ねるほど大切だ。

 

「背中を反らす動きをしないと、年とともに背中や腰が丸くなります。背中の筋肉を刺激することで、筋力強化につながります。血行がよくなることで、腰回りがすっきり感じられるはず。おなかをへこませながら反らすので、腰を痛めにくいのもポイント。

 

ただし無理はせず、腰に不安がある場合は、腰に手を当てながら行ってください」

 

消費カロリーが少なくても、引き締め効果は絶大だ。そして、風呂掃除。体を大きく動かすのでただでさえ大変だが、前傾姿勢のまま腹圧を意識!

 

「もう少し頑張れそうなら、息を止めない程度におなかに最大限の力を入れて。毎日続ければ、脂肪をじわじわ燃やすことができて、腹筋運動よりも効きます」

 

掃除機をかけるときは、太ももやせの大チャンス。

 

「ポイントは、足を大きく前に踏み出して重心をかけ、次に踏み出した足に重心を移動させること。上半身をぐらつかせないことが大切です」

 

洗濯物を干すときは、しわを伸ばしながら、しっかり腕を使って行おう。

 

「しわを伸ばす動作には、二の腕やせのポイントがあります。片方の脇をしっかり締めながら、伸ばしたほうの腕の裏の筋肉を刺激して。服がピンと伸びるので、アイロンがけの手間を減らせます」

 

家事トレの基本メソッドは、植森さんのダイエット講座などで4万人が実践。多くの中高年女性が、体形を変えてきた。

 

「筋肉には形状記憶する性質があるんです。おなかがへこんだ形を一時的に記憶するため、90分の講習会で私が直接指導した人の中には、ウエストが10cm以上減る人も珍しくありません。最高19cmサイズダウンした方もいます。その後何もしなければ戻ってしまいますが、見た目にすぐに効果が現れることでモチベーションは上がります。時間のかかる運動と違って、自分のペースでいつでもどこでも行えるのが何よりの利点です」

 

1回30秒でも1日2回やれば、1年で365分=6時間もトレーニングしたことに! このチリツモが、体形チェンジ、キープに大きく貢献してくれるのだ。

 

「家事以外の日常動作なら、トイレの時間も使いやすいです。私はトイレの中でフェースエクササイズをすることに決めていて、“便器に座ったらやる”ルールを設けています。ドアの裏に鏡を置けば、自分の顔が映りスイッチが入りやすいですよ」

 

日々の家事トレで、ちゃっかりカロリー消費量を増やして、ぜい肉のたるみとは無縁の引き締まった体を目指そう。

 

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