■“小分け冷凍”向き! 食材別「冷凍法とレシピ例」
【ブロッコリー】
加熱してから冷凍保存すれば、調理前の下処理が省け時短に。ゆでるより電子レンジで加熱するほうが、ビタミンCが損なわれない。
(1)まるごと1個をふり洗いした後、茎を上にしてポリ袋に入れ、房が浸るくらいまでの水と塩少々を加えてから口を閉じて30分ほどおく。
(2)袋から取り出して耐熱ボウルに入れ、ラップをかけ電子レンジ(600W)で約3分30秒加熱。冷めたら小房に分け、軸の茎は厚くむき、食べやすい大きさに切ってから、フリーザーバッグに入れる。
〈レシピ案〉
◎ブロッコリーとツナのパスタ:フライパンにオリーブオイルとにんにくのみじん切りを熱し、半解凍で水気を切ったブロッコリー、ツナを炒めて塩・こしょうで味を調え、ゆでたパスタと絡める。
◎スクランブルエッグ:茎の部分とカットしたハムを溶き卵に混ぜて炒める。
【大根】
上中下と適する料理が異なる大根は、分けて下処理しておく。せん切り部分は、冷凍せずにその日のうちに大根サラダとして食べても。
(上)厚さ4センチに切ってから、皮をむいた大根を縦にせん切りし、フリーザーバッグに入れる。量は150グラム程度を目安にして。
(中)皮をむいて厚さ2センチの輪切りにし、ふわっとラップをかけてから電子レンジ(600W)で3分加熱し、フリーザーバッグに入れる。
(下)すりおろしたものを一度製氷皿で冷凍し、凍ったらフリーザーバッグに入れる。焼き魚や納豆などにプラスして活用。
〈レシピ案〉
◎大根の味噌汁:凍ったままのせん切りを汁に入れて加熱する。
◎大根の甘酢あえ:半解凍のせん切りの水気を絞る。酢1・砂糖1、塩少々を混ぜて甘酢を作り、せん切りとあえる。
◎おでん:下ゆでせず、凍ったままの輪切りを他の具材とともにだしで煮込む。
「食材を冷凍する際はあらかじめ、切る、加熱などの下処理をしてから、フリーザーバッグに入れましょう。バッグのサイズは統一し、冷凍庫に入れるときは立てて並べると、目的の食材が取り出しやすく省スペースにもつながります。バッグには詰め込みすぎず、厚さ1センチ程度にすれば、使う分だけパキッと割って取り出せます」
「女性自身」2021年2月16日号 掲載