■味だけでなく健康面でも好評価
【チョコか?】
「これは疑いなくチョコと思って食べてしまいました。若干、ざらつき感は気になりますが、味はチョコそのもの!」
「チョコか?」は、ドイツのフードテック企業がひまわりの種を使って開発。これをイオングループが販売している。同傘下の店舗で気軽に手に入るのも強み。
「ひまわりの種は食物繊維が豊富。これは単にチョコレートの代替品として食べるだけでなく、食物繊維という健康維持に必要な栄養も得られるメリットもありますね」
【ゴボーチェ】
「ひとくち食べた瞬間驚きました。チョコ味なのに、しっかりごぼうが存在しているんです。不思議!」
この商品を開発したのは「焙煎ごぼう茶」のヒットで知られる総合食品メーカーあじかん。国産の良質なごぼうを焙煎、粉砕するなど試行錯誤しているうちに誕生した偶然の産物といわれる。
「独特の芳醇な香ばしさ。ごぼうですから当然食物繊維が取れて、フラクトオリゴ糖が使用されており、腸活への気遣いも感じられる。ノンカフェインなのでカフェインを控えたいお子さまや妊婦さんにもやさしいですね」
【アノザM】
カカオ豆の供給不足から不二製油が’25年に開発した『アノザM』を使い、神戸チョコが商品化。今年の髙島屋のバレンタイン商戦で期間限定販売されている。
「味は個人的にいちばん好みです。キャラメリゼしたアーモンドやクッキーが混ぜ込まれてザクッとした食感も惹かれます。アノザMはキャロブ(イナゴ豆)、えんどう豆、植物油脂などが原料。ミルクチョコレート風味で、香ばしさを醸して珍しさもいいですね。ジッパー付きのパッケージでバレンタイン用におすすめです」
■代替チョコは“だいたいチョコ”
3商品とも試食した結果、“だいたいチョコ”だった。試食を終え森下さんは語る。
「チョコレートはカカオ豆の配合量が多いほど価格は高め。そのため、価格は据え置きでも内容量を減らすなどの対応を余儀なくされています。知人のパティシエさんもカカオ高騰に頭を悩ませているので、こうした商品がお披露目され話題になって市場が活気づくのはいいですね」
最後に、代替チョコの未来について、市川さんはこう説明する。
「今回のカカオショックのなか、代替チョコは新しくておもしろいと注目されています。ですが、まだまだ芽生えの時期。今後、カカオをサポートしてくれる、もう1つの選択肢として、さまざまな素材を利用した商品が生まれてくると思います」
3千~4千円が相場の今年のバレンタインチョコ。代替チョコという新たなスイーツをプレゼントしてみてはいかがだろうか?
画像ページ >【比較チャートあり】代替チョコを管理栄養士・久美子さんが食べ比べ(他4枚)
