「甘いものをガマンし続けると、どこかで爆発して、ドカ食いをしてしまうことがあります。『食べない』『ガマンする』というダイエットからは、もう卒業しましょう」
こう話すのは、管理栄養士の菊池真由子さん。菊池さんは、無理することなく若返ったり、スリムになれる食べ方を提案している。
「スイーツなどの間食は、1日200キロカロリーが目安です。毎日スイーツを楽しみたいなら、小さめのものを食べてストレスをためないようにするとか、ガッツリ間食した翌日はデザートを抜きにして、1週間の中でカロリー調整するといった方法を選びましょう」
いずれにせよ、ゆるい制限が菊池さんのおすすめだ。
また、食材には「太りやすいもの」「太りにくいもの」があるので、それを覚えておくのもよいだろう。そこで、2択クイズを出題。このクイズには、そうしたヒントがちりばめられている。
ちなみに比較の対象は、コンビニやスーパーで買えるものが中心。一般的には、コンビニの手ごろな価格のモノのほうが、高級スイーツよりも脂肪や砂糖が少なめで、カロリーも低めだと覚えておこう。
次のうち、太りにくいスイーツはどっち?
【Q1】芋けんぴ or 黒かりんとう
正解は芋けんぴ。黒かりんとうは、材料のほとんどが小麦粉で、つまりはでんぷんのかたまりということ。さらに、中まで濃い黒色にするため、黒砂糖をたっぷり使用している。一方の芋けんぴは、さつまいもの表面に薄く砂糖をつけているだけなので、比較的、太りにくいスイーツといえる。
【Q2】白玉あんみつ or クリームあんみつ
正解は白玉あんみつ。あんみつは全体的に低脂肪・低カロリーで、スイーツの中ではおすすめしたい一品。白玉は糖質のかたまりではあるが、脂肪が少ないうえ、量が少なくても満腹感を得られるという利点がある。一方のクリームあんみつは、糖分だけでなく、乳脂肪を含むアイスクリームが入っている。
【Q3】おはぎ or 柏もち
正解は柏もち。おはぎは、蒸したもち米を丸め、たっぷりのあんこで包んだもの。片や、柏もちにもあんこは使われているが、上新粉のもちで包んでいるので、おはぎに比べて使用量としてはずっと少なめ。結果、柏もちのほうがカロリー控えめに仕上がっている。
【Q4】飲むヨーグルト or 豆乳ココア
正解は豆乳ココア。飲むヨーグルトは、甘みをつけるための糖分が多く、豆乳ココアの約2倍。また、ヨーグルトを薄めているだけなので、整腸作用も期待薄だ。その点、豆乳には、血中コレステロールや中性脂肪を低下させる大豆サポニンが豊富。
【Q5】抹茶ラテ or タピオカミルクティー
正解はタピオカミルクティー。”和風だからといって低カロリーとは限らない”の代表例。コンビニの抹茶系スイーツは、抹茶の苦みを抑えるため、多量の砂糖や甘味料が使われることが多い。タピオカミルクティーは水分や牛乳が中心なので、意外に低カロリー。
「女性自身」2020年1月21日号 掲載