コロナ禍で“高温多湿”の空間が温床にーー咳と鼻水は「冬ダニ」のせい!?
画像を見る 【閲覧注意】ミナミツメダニ(写真提供:アース製薬)

 

■家でダニはどこに繁殖? 対策は?

 

ダニが繁殖しやすい場所として、寝室(ベッド、布団、枕、ベビーベッド、クローゼットなど)や、リビング(カーペット、ラグ、布製ソファ、クッションなど)、畳のある和室などが挙げられる。

 

ダニは人が長くいる場所で、人間のフケやアカ、汗がたまりやすいところを好むそうだ。

 

また、家庭で放置されている保温性、保湿性の高い段ボールもダニの温床となり、発生源になるリスクがあるので注意したい。

 

ではダニによるアレルギー性疾患を引き起こさないために、どんな対策をすればいいのか。アース製薬にアドバイスしてもらった。

 

【1】結露対策

カビを出さないために、窓に発生している結露でサッシの溝やパッキン部分に水滴がたまらないように、しっかりふき取る。

 

【2】換気

家の中に湿気がたまらないように換気を十分に行い、風通しをよくすること。押入れやクローゼットの扉を開けておく。年末の大掃除のときに、家具の裏やキッチンのシンク下、押入れなど湿度が高いと感じる場所は、よく風を通して乾燥させる。

 

【3】洗濯

シーツ、カバーなど肌に触れるものは、こまめに洗濯してダニの死骸やフンを洗い流す。生きたダニは掃除機で吸い込むことが難しいため、洗濯の難しいソファやカーペットなどは、「ダニ駆除用スプレー」などで処理した後、死骸を掃除機で吸うようにする。

 

【4】掃除

ダニの餌を減らすことも大事。人間のフケ、アカ、髪の毛。そして食べかす、ホコリ、カビなどを出さないために、こまめな掃除を心がける。カーペットは表面だけでなく、裏面や床にも掃除機がけを忘れずに!

 

ちなみに、ダニは高温に弱く、60度の熱では一瞬で、50度の熱では30分で死滅するそうだ。

 

「布団のダニ退治には、家庭用の布団乾燥機やコインランドリーが有効です。布団乾燥機の取扱説明書に沿って、ダニ退治のモードで運転してください。その後、ダニの死骸やフンを掃除機で吸い込むことを忘れずに」(アース製薬)

 

また家で過ごす時間が長い年末年始がくる。冬だからといって、ダニ対策を怠らないように!

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