花粉症には「ほうじ茶+煎り黒豆」!「ほうじ茶+α」で不調に合わせて自宅でかんたん漢方茶
画像を見る インフルには+豆乳+ドライフルーツ(写真:masa44/PIXTA)

 

■インフルには+豆乳+ドライフルーツ

 

「インフルエンザなどの感染症には、乾燥が大敵です。『補血』といって、潤いを補い、のどや胃腸の乾燥を防ぐ漢方茶を飲んでみましょう」

 

作り方は、ほうじ茶と豆乳を200ミリリットルずつなど、等量入れて温め、そこにクコの実やレーズンなど、色の濃いドライフルーツを加える。

 

「ほうじ茶オレに似た漢方茶ですが、砂糖を加えなくてもドライフルーツのおかげで、ほんのり自然な甘みを感じます」

 

ドライフルーツはほかにも、ナツメやドライマンゴーでも代用できる。2~3粒浮かべてみよう。

 

■無気力には+オレンジ

 

せわしない年末年始を乗り越えた後、無気力の波に襲われている人はいないだろうか。

 

「気分が落ち込んだときは『理気』といって柑橘の酸味と香りが、たまった気を流してくれます」

 

レモンティに使う輪切りレモンのようにオレンジをスライスし、ほうじ茶に浮かせよう。気持ちをリフレッシュさせる効果があるという。

 

「甘みがほしい人はマーマレードを加えてもおいしいですよ」

 

■うつには+牛乳+ココア

 

新年早々大きな地震が起き、ニュースを目にするたびに心を痛めてしまう人もいるだろう。

 

「心の働きを整えて精神を穏やかにする『補心』には、ミルクココア味をお勧めします」

 

ほうじ茶と牛乳を等量で合わせ、ココアパウダーを小さじ1程度入れて温める。ココアは砂糖を含まないものでも、砂糖入りでも、お好みでどうぞ。

 

■花粉症には+炒り黒豆

 

今年は暖冬で花粉の飛散が早く、すでに花粉症の症状を感じる人もいる。対策を急ごう。

 

「胃腸の調子を整えて、免疫力を上げる『補陰』に努めましょう。おつまみコーナーなどで売られる『炒り黒豆』は黒豆を香ばしく炒ったものですが、これをさらに軽く炒ってからほうじ茶に浮かべてください。香り高くておいしい漢方茶が花粉症に効果的です」

 

炒り黒豆はアンチエイジングにも効果があるそう。中高年にはうれしいW効果だ。

 

症状別におすすめアレンジを8種類教えてもらったが、どれも簡単なものばかり。

 

「漢方茶には、自分なりのアレンジをどんどん加えてください。楽しみながら、健康になれると思います」

 

自分の体と心の声を聴きながら“マイ漢方茶”を作ってみよう。

【関連画像】

関連カテゴリー: