目の病気を防ぐ「食品」ランキング!ダントツおすすめの葉物野菜とは?
画像を見る 目によいとされる栄養素を多く含むのが「ほうれん草」だ(写真:MIKO/PIXTA)

 

■いろいろな食品をまんべんなく取ることが必要

 

リストの食品は機能性の高いものから順に並べているが、かといって、17位のごまの機能が低いわけではけっしてない。

 

「いろんな食品をまんべんなく取ることで、さまざまな目の作用により効果的に働いてくれます」

 

さて、食品の中でも特に優秀なのが、野菜・果物。野菜や果物に含まれるポリフェノールやフラボノイドなどのフィトケミカルには抗酸化作用があり、これが、水晶体、網膜、血管、目の筋肉などに働き、視力回復に働いてくれる。

 

「特に目によいとされる栄養素にルテインやゼアキサンチン、アスタキサンチン、βカロテンといったカロテノイド、ケルセチン、ポリフェノールなどがあります。

 

網膜を保護してくれたり、紫外線などで増える活性酸素から守ってくれるなどの働きがあるのですが、体内で合成することができないため、食べ物からしか取れない成分です」

 

そういう意味でダントツにおすすめしたいのが“ほうれん草”。

 

「ほうれん草は、ゼアキサンチン、ルテイン、ルチン、ケルセチンに加え、ビタミンA、ビタミンCも含んだ、目にとっては“超優良食品”です。

 

網膜を保護してくれる働き、血流改善、水晶体をきれいに保つ、目の酸化によるダメージを回復させるなど、目のさまざまな症状を改善させてくれる成分を豊富に含んでいます」

 

抗酸化力の強いポリフェノールがたっぷりな赤ワインも注目だ。ポリフェノールはぶどうの皮、ピーナツの皮などに多く含まれる。

 

「ぶどうも目によい食品なのですが、糖分が多いことから、中高年以降の人は食べすぎに注意が必要です。

 

その代わりに赤ワインをおすすめしています。ただ、赤ワインもアルコールですので、適度な量であることが原則です」

 

ほかにも抗酸化に効果的なビタミンCも積極的に取りたい。

 

「ビタミンCは水晶体の酸化を防ぎ、透明度を保つように働いてくれますので、白内障の予防には不可欠です」

 

次ページ >これからが旬の果物や緑黄色野菜でビタミンCを取ろう

【関連画像】

関連カテゴリー: