■基本の無糖煮あずきの作り方
【材料】(作りやすい分量)
・乾燥あずき…300g
・水…600ml ※乾燥あずきの倍の分量
【作り方】
(1)鍋にあずきを入れて弱火にかけ、2~3分乾煎りをする
(2)表面が少し黒ずんだら、水を入れて強火にする。沸騰したら弱火にして蓋をし、30分ゆでる
(3)あずきが水分をしっかり吸い、水気がなくなったら完成。火を止めて粗熱を取る
※小分けして保存しておくと便利。冷蔵では1週間、冷凍では1カ月をめどに使いきって
加藤先生は、これを料理に使うことを推奨している。
「砂糖を加えないほうがあずき本来のおいしさを味わえます。また、いろいろな料理に加えることで、毎日飽きることなく食べられます」
加藤先生の大好物は「煮あずきミネストローネ」だそう。
「無糖煮あずきは洋風、特にトマト味が絶品なんです」
スープの具材は冷蔵庫の残り物に置き換えてもOK。煮あずきのコクで、高級レストランの味に格上げされるという。
「もっと手軽に、煮あずきを“ちょい足し”するのもいいでしょう。イチオシは、『煮あずき炊き込みごはん』です」
ご飯に混ぜれば、高騰する米の消費量を減らすこともできそうだ。
「ヨーグルトにはビフィズス菌や乳酸菌といった腸の善玉菌が含まれ、あずきやきなこに多い食物繊維は善玉菌のエサになります。これらを取れる『きなこあずきヨーグルト』は最強の腸活レシピです」
無糖煮あずきをカップラーメンやサラダなどにトッピングするだけでも栄養の偏りが防げる。
まだしばらく終わりそうにない野菜高騰の流れ。これからは、家計にも体にも優しい「あずき」パワーを最大限活用して、家族の健康を守ろう。
画像ページ >【写真あり】野菜不足を解消できる「煮あずき」レシピ4選(他1枚)

