『ハケンの品格』『Doctor-X 外科医・大門未知子』『花子とアン』など、数々の大ヒットドラマを手がける脚本家・中園ミホさん(61)。その成功の秘密は、14歳から始めた占いにあった。占いによる導きと強運な有名人との出会いから学んだ金運UP術とはーー。
「私が書くドラマのヒロインは、みな占い師時代に出会った誰かがモデルになっているような気がしますね」
そう話すのは、いまや押しも押されもせぬヒットメーカーである脚本家の中園ミホさん。初の占い本『占いで強運をつかむ』(マガジンハウス)を出版したところベストセラーに。そして占いサイト『中園ミホ 解禁! 女の絶対運命』は、四柱推命をベースにしたオリジナル占術が「驚くほど当たる」「希望が持てる」と話題を呼んでいる。
それにしても脚本家として不動の地位を築いたこのタイミングで、なぜ占い師としての活動を大きく展開し始めたのか。
「私は人間ウオッチングが趣味なのですが、幸運の波は誰のところにも公平に訪れるようです。それなのに、その波にうまく乗り切れない人が多いような気がして。もっと人生のなかに占いを取り入れて、目の前のチャンスをつかんでほしいと思うんです」
あまり知られていないが、中園さんの前職は占い師。20代半ばまで活動し、政財界の名だたる大物を鑑定することもあったという。
「金運を上げるには、まずは毎日使うお財布にこだわること。なかでも、強運の人のパワーにあやかると効果的だと思います」
そう話す中園さんに“金運のおすそ分け”をしてくれたのは、作家の林真理子さん。大ヒットドラマ『不機嫌な果実』(’97年)の脚本を書く直前に、原作の林さんに初めて会ったそうだが、「出会う前から、何もかも手に入れているように見えた林さんの意志の力に引きつけられていた」と中園さん。
当時は小さなマンションを買ったばかり。すっからかんになっていたとき、長く「成功者のお財布」を調査している中園さんが実践したのが、憧れるお金持ちから財布をいただくということ。
「チャリティにも積極的で、気前のいい素敵なお金持ちである林さんの強運にあやかりたいと思って『お財布をいただけませんか? 使い終わったお財布でかまいません』とお願いしたんです」
それにもかかわらず林さんはドルチェ&ガッバーナの新品を贈ってくれたという。その後、続々と仕事が舞い込むことに。
「私の金運は仕事運と連動して忙しくなりましたが、通帳の桁が変わっていくのを実感しました」
さらに、気がついたらプラダのスーツを買っていて「何かおかしいな」と思ったそうだが、「林さんの華やかなお金遣いも受け継いでしまっていたんですね(笑)」
中園さんの金運を爆上げする「お財布のルール」は次のとおりだ。
【1】「素敵なお金持ち」から財布をいただく
【2】金運アップ最強の色は「グリーンの財布」
【3】「金運が止まった」と感じたら財布を替える
【4】「2つ折りの財布」を愛用するお金持ちは多い!
【5】お札は頭を上に、向きを揃えて入れる!
中園さんが現在使っているボッテガ・ヴェネタの長財布は、林さんから贈られた3代目。
「好調だった金運が『止まったなあ』と感じたら替え時。新しいお財布を入手したら、たくさんの新札をお財布に入れて一晩寝かせておくことを実践しています」
お札は頭を上に向けて揃えて入れるのが中園さんのルール。
「頭を下にすると減らないとも言われていますが、お金は天下の回りもの。出ていってもまた戻って来てくれればいいんです。また、2つ折りはダメという説もありますが、私が出会った成功者の男性は申し合わせたように黒か茶のボッテガの2つ折りを愛用されていました。また、緑色も成功者の色。女性はピンクを持つときれいになり、恋愛運が上がりますが、散財傾向も増すようです」
「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載