ビールは箱買いのほうがお得。そんな、一見納得してしまうような節約テクは、実は逆効果。節約の新常識を身につけて、賢く貯金しようーー!
コロナ禍の残業カットで収入が減ったり、ステイホームのストレスから自分へのご褒美が増えたりして「お金がたまらない」と嘆く人が多い。だが、ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんは「お金をためるのは簡単」という。
「お金がたまらないのは、ちょっとしたテクニックを使えていないだけ。コツさえつかめば、誰でもたまります」(飯村さん・以下同)
そんな節約の新常識を見ていこう。
■買い物に行くときは、冷蔵庫の中を写真に撮って
「まだあるのに買ってしまう、そんな失敗が多い人は、買い物前に冷蔵庫の中の写真を撮りましょう。これは洋服などにも応用できます。クローゼットの写真を撮って、手持ちの服を見ながら買い物をすれば、ダブる失敗を防げます」
■スーツケースは持たない
「たまにしか使わないものは、レンタルがお得です。メンテナンスも不要で、家もスッキリします」
■3日間だけコンビニに行くのをやめる
「つい立ち寄ってしまう習慣は変えにくいものです。コンビニで使うのは1日ワンコイン程度でも、週5日だと2,500円、1カ月で1万円、1年で12万円! とにかく3日間だけ“コンビニ断食”を。買い物習慣を見直しましょう」
■ポイントをためない
「ポイントは一見お得ですが、ため始めると、もっとためたい欲が出て、ポイントをためるためにお金を使ってしまうことも。ポイントをためる意識を手放しましょう」
■ビールは“箱買い”しない
箱で買ったほうが安いのに?
「ストックがあると、消費量が増えてしまいます。必要な量をそのつど買うほうが、節約にも、ダイエットや健康維持にも効果的です」
■スーパーは裏口から入る
「スーパーの表口付近には、特売や半額などの宣伝文句がおどり、買いたくなる仕掛けがいっぱい。浪費を避けたいなら、スーパーでお得なものを買うより余計なものを買わないことを心掛けましょう。裏口から入るのが得策です」
小さな習慣を見直して、コロナ禍に負けない自動的にたまるシステムを構築しよう。