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〈生きてるのが辛いです――〉

 

助けを求めるときに110番や「いのちの電話」に通報するように、インターネット上で僧侶に悩みを相談できるサイト「hasunoha(ハスノハ)」(https://hasunoha.jp/)が注目を集めている。

 

相談者は会員登録をしてから、匿名で「悩み」を書き込み、それを読んだ僧侶が実名で回答する。回答欄には「いいね!」ボタンの代わりに「有り難し」、「おきもち」のボタンをクリックするとお布施ならぬ寄付ができる。

 

サイトを運営する堀下剛司さんは、「悩みは世相を反映しているので、そのときによって相談の傾向は異なります」というように、子どもや若者の自殺が増える9月に入ると、サイトのトップページには〈死にたい〉、〈将来のことが不安〉といったタイトルの相談が並ぶ。

 

サイトの開設は東日本大震災がきっかけという。

 

「被災地で人が助け合う姿に感動して、日本人の価値観には仏教の教えがあると感じました。私の家族が仲良くしていた僧侶がいて、仏教の教えを伝えていきたいけれどもツールがない、といった話を聞いていました。仏教やお寺さんが話している説法を、今悩んでいる人に伝えたら、たくさんの人が救われるのではないか? と思い、当時私はIT企業に勤務していたので、Q&Aサイトを作ろうということになりました」(堀下さん、以下同)

 

2012年11月にウェブプロデューサーとして「お坊さんが答えるQ&Aサービスhasunoha」を立ち上げ、18年に運営に専念するために会社を退職。

 

「ユニークな質問サイト」としてSNSに書き込まれ、朝の情報番組に取り上げられるとバズった。

 

これまで全国各地から宗派を超えて集まった約300人の僧侶が5万件もの悩みに答え、複数の回答を含めると回答数は8万1,239件(9月7日現在)。

 

月平均50万件だったアクセス数は、新型コロナウイルス感染症が拡大した昨年春には120万件にもなり、現在は100万弱。寄せられる「悩み」は生活苦や将来への不安だけではない。

 

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出典元:

WEB女性自身

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