「肉や魚以外にも、野菜や食パン、卵なども冷凍保存すれば、冷蔵室で保存するよりも長持ちさせられますよ」
そう語るのは『野菜まるごと冷凍テクニック』(パイ インターナショナル)の著書もある、ラク家事アドバイザーの島本美由紀さん。
あらゆる商品が値上がりする昨今。安いときにまとめ買いして、取っておくためにも“冷凍”は使いこなしたいテクニック。
そこで、島本さんに、食品をおいしく冷凍するためのポイントを教えてもらった。
「最適な冷凍保存のやり方は食品によって異なりますが、どんなものにも共通して大切な点は、新鮮な状態で冷凍すること。そして、水洗いした後は、キッチンペーパーなどでしっかり水分をふき取ってから、冷凍用保存袋に入れることです。水分が残っていると、霜がついて味が落ちてしまいます。皮が薄い食品など乾燥しやすいものは、保存袋に入れる前にラップで包むことが大切です。さらに保存袋の口を閉める際には、食材が空気に触れて酸化や乾燥をしないよう、ストローなどを利用して余分な空気を抜くことを忘れずに」
おいしく冷凍するには、早く凍らせることもポイントだ。保存袋に入れた食材は、あらかじめ冷凍室でキンキンに冷やしたアルミのトレーなどにのせることで、素早く冷凍できるという。