■仕事道具ほど奴らは狙ってくる!
北海道・むかわ町の穂別診療所で勤務する、精神科医の香山リカさん(65)は、パソコンに不可思議な入力をされるというネコハラ被害を受けている。今年1月に生後半年のサリーくん(オス、現在1歳)を迎え入れた香山さん。
《いまネコがいつものように邪魔に来て、そのあとパソコンにナゾの啓示が!》
こんなコメントとともに、サリーくんが鼻を赤らめて「どうだ!」と言わんばかりのドヤ顔をしている写真と、彼が入力したパソコン上の暗号のような文字の写真をXに投稿した。
《3435^―w2》
コンピュータは、この文字を「アルバニア語」と判読。なぜか中国語に翻訳され、《第3435章》という翻訳結果が出た。香山さんは証言する。
「私は朝、家のパソコンに向かうことが多いのですが、『世に言うネコハラが、とうとうわが家にも来たか!』という感じでした」
そして、サリーくんが入力したこの一文の意味に、大いに悩んだという。
「考え込んじゃいましたね……。希望的には、猫の言葉で『この家に来てよかった』という意味とかだったらいいんですが、『ほかの家だったら、もっとおいしいもの食べられたのに……』という不満だったら困るな、とか」
猫が狙うのはパソコンだけではない。前出の藤あや子さんも、大事な舞台を前に、かなり「悪質なネコハラ」被害を受けている。
《舞台の初日まで1週間を切ったというのに連日悪質なネコハラを受けていて台本を読ませてもらえません。本番でセリフ飛んだらこちらの方のせいなのでお許しください》
写真を見ると、前出のマルくんが、台本の長方形の上にピタッとお座りしているではないか。
「台本のサイズが、ちょうど据わりがいいみたいで、ハマるんでしょうか。台本を置いたら、必ず座られます。これから読もうと思う隙をついて、一瞬で来ますね。街中でのスリ被害と同じで、いつも『気をつけろ!』と教訓にしているつもりなんですが……」
