■月2千円積み立てでも、10カ月で9%の含み益!
“増やす”を担うのは、証券口座。「4年で1千万」を達成するのに欠かせないという。なみさんが利用するのは、ネット証券。S&P500など、人気のインデックスファンドを積み立てている。投資は無理をせず、余剰資金を使う。
「少額でも意味があるの? という問い合わせもいただきます。その疑問に答えるため、新たに毎月2千円ずつの積立投資をして結果を公表しているのですが、現在10カ月、2万円の投資に対して1千746円と、9%ほど利益が出ています。もし200万円の投資なら18万円もの利益が出ている計算です」
注意点としては、株価に一喜一憂しない、ろうばい売りをしない、信用取引をしないということ。これだけの投資術で、6年間で1千200万円の投資に対し、850万円の含み益を出すことに成功している。
そして給料日に欠かさないのが、食費と日用品、変動費、夫婦や子どものお小遣いを夫の口座から現金で引き出すこと。
「8万円の食費は週に2万~3万円ずつ財布に入れておきます。日用品2万円、変動費6万円は専用ポーチに。こうして1カ月で使える予算を目に見える形で決めておけば、無駄遣い防止になります」
食費・日用品などをカードで払ったときは、必ずポーチから使った分の現金を取り出す。
「銀行の封筒などに、カードで使用した金額や日付を記録してお金を移動。カード引き落としの際に、口座に分けておいたお金を入れます。カードの引き落としでお金がなくなることを防げます」
夫婦の自由に使えるお金は、夫・月3万5千円、妻・月3万円のお小遣い制を導入している。
「さらにモチベーションを上げるため、夫婦ともに6月と12月に8万円、3月には5万円ずつのボーナスを導入。好きに使えるお金がしっかりあることで、過度な節約ストレスから解放されました」
以上のマネー術で、楽にお金が貯まるようになったという。なみさんに倣い、小さな一歩から資産1千万円を目指そう!
画像ページ >【イラスト解説あり】妻口座は目的別口座での《貯蓄》中心に(他2枚)
