2023年(令和5年)の干支は卯(うさぎ)。十二支で4番目のうさぎは、元気に跳びはねることから飛躍の象徴として、また多産なことから、古来子孫繁栄や縁結びの神、吉報を告げる神の使いとしても信仰されてきました。新年の初めはそんなうさぎにあやかり、全国に点在するうさぎとゆかりの深い寺社を訪れてみませんか? なかでも「うさぎ神社」として有名な京都と東北、東海、中国地方にある5つの神社をご紹介。うさぎのようにぴょんと軽やかに跳ねて、ますます飛躍の年になりますように~♪
■愛らしいうさぎの石像がいっぱい! 京都・東天王 岡﨑神社
平安神宮や京セラ美術館などがある岡崎周辺は、古くは野うさぎの生息地で、多産なうさぎが氏神様の使いと伝えられたことから、子授け、縁結びの神として信仰されています。境内には狛犬ならぬ「狛うさぎ」や母子うさぎ像など、うさぎの石像があちこちにあり、まさに“うさぎだらけの神社”! 手水舎にある黒御影石の「子授けうさぎ像」に水をかけ、お腹をさすると子宝・安産に恵まれるという言い伝えもあるそうですよ。社務所には「うさぎ祈願絵馬」700円や、白とピンクの2色から選べる「うさぎみくじお守り」500円などがあり、参拝者やうさぎファンにも大人気。京都に旅した際は、うさぎさんたちに会いに訪れてみてはいかが?
東天王 岡﨑神社
京都市左京区岡崎東天王町51
電話075-771-1963
■うさぎが正しい道へと導いてくれる 京都・宇治神社
宇治茶の産地で世界遺産・平等院鳳凰堂などでも有名な観光スポット・宇治市にある神社。古に御祭神が道に迷った際、うさぎが現れ、何度も振り返りながら安住の地へ先導したという「みかえり兎」の伝説で有名です。こちらでぜひ挑戦してみたいのが「願掛け うさぎさん巡り」。まず絵馬に願い事を書き、賽銭箱前の「みかえり兎」を通してお参りしてから本殿を3周する間に3つのうさぎの置物に会えたら、お願いした以上のご利益を授かれるそう。もし見つからなくても、本殿横の建物に答えがあるので大丈夫。赤いひもを引くと中からおみくじが出る「みかえりうさぎみくじ」や「みかえりうさぎ絵馬」各¥500などもあるので、宇治観光の際は、うさぎのご利益を期待してお参りしたいですね。
宇治神社
宇治市宇治山田1
電話0774-21-3041