1歳半となり、ママと離れて暮らす日も近いのでは……と噂されている上野動物園初の双子パンダ・シャオシャオとレイレイ。かわいい成長ぶりを、パンダファンから絶大な支持を得る愛好家・虎フード。さんのベストショットで振り返ります。
昨年3月、一般公開が再開されたころは、木の上にかわいくチョコンと小さく乗っていた双子パンダ。当時、まだ20キロちょっとだった体重も、1歳半となった現在は、シャオシャオが40.9キロ、レイレイが45.4キロ(12月15日測定)と、順調にすくすく育っている。
やんちゃでママにも果敢にじゃれつくシャオシャオに対して、控えめでおっとり、ママに穏やかに寄り添っているレイレイ。
その成長ぶりを撮り続けている虎フード。さんは、写真の美しさや貴重な瞬間を切り取るうまさから、パンダ愛好家の間ではカリスマ的存在だ。
「予測不能に動くパンダを撮れる技術を身につけたい、かわいくきれいに撮りたい、と’11年から年間パスポートを購入し通い始めました。上野で久々に誕生したシャンシャンや、初めて生まれた双子パンダたちに感謝しながら、休みの日に時間が許せば撮影しています」(虎フード。さん)
そんな虎フード。さんの、撮影の極意とは?
「毎回難しく刺激的ですが、重要なのはピントを外さず、フレームアウトしないように撮ること。背を向けて寝ているときは静かに見て、運よくこちらを見て動いていたらかわいいその一瞬を逃さない、というスタンスです。パンダや光の反射の位置が悪ければ、1枚も撮影しない観覧回もあります。粘り、続ける積み重ねの趣味だと思っています」