画像を見る

まいたけだけが持つ特別な成分で、1日の血糖値が格段に下がるという。5分以内の簡単レシピで朝いちばんに食べて、糖尿病の心配のない体を手に入れよう――!

 

「近年、血糖値を下げる効果があると、糖尿病専門医の間で注目されているのが、キノコ類のまいたけだけに含まれる『MXフラクション』という成分です」

 

こう話すのは、糖尿病専門医の泰江慎太郎先生(銀座泰江内科クリニック院長)。

 

発見したのは、神戸薬科大学の微生物化学の研究室。この成分が、血糖値をコントロールするインスリンの分泌を促進して、働きを改善。血糖値の上昇をゆるやかにし、さらにコレステロールの吸収を抑えるため、コレステロール値の改善も期待できるというすぐれものだ。

 

「もともとキノコ類は食物繊維が豊富で、糖やコレステロールの吸収を抑える効果があります。それに加えて、特有の成分である『MXフラクション』が働くことで、キノコのなかでも、まいたけがとくに血糖値を下げる作用があると考えられます」(泰江先生・以下同)

 

さらに新潟薬科大学の研究結果では、この「MXフラクション」には持続性があり、朝食べることで、その日の夕食後の血糖値の急激な上昇まで緩和することもわかってきたとか。

 

「血糖値の上昇をゆるやかにする食品を取るのにはコツがあります。それは朝いちばんに食べること。最初に胃の中に入れることで、その後に炭水化物や糖類などが入ってきても、その糖分の吸収を抑える効果が期待できるからです」

 

そこで、泰江先生は、クリニックに通う血糖値の高い患者さん6人に、1週間、毎朝まいたけを食べてもらうことを実施したところ、その結果は驚くべきものだった。

 

「糖尿病の指標のひとつである空腹時血糖値(10時間以上絶食した状態で計測した血糖値。126mg/dl以上で糖尿病の疑いが高いとされる)を、実験前と1週間まいたけを食べたあとで測定しました。すると160mg/dlだった人が120mg/dlに、200mg/dlだった人が130mg/dlになるなど、劇的に改善したんです」

 

これは高血糖値に悩む人にとっては朗報だ。

 

次ページ >「まいたけファースト」はまいたけ50グラムでOK!

【関連画像】

関連カテゴリー: