「じつは、キウイはお塩をプラスすることで“食べる点滴”といわれるぐらいに、ミネラルが豊富なんですよ。キウイは『カリウム』『マグネシウム』『カルシウム』といった熱中症の予防に必要なミネラルと糖がバランスよく含まれています。ただ、ナトリウムの含有量はわずかなため、塩を足すことで「食べる点滴」になるのです。通常の食事でナトリウムはまかなえているので、プラスする塩の量はご自身の活動量や汗の量で加減をしてください。キウイはビタミンCや食物繊維も豊富なので、健康はもちろん美容にもおすすめのフルーツです」

 

「食べる点滴!」とは効果がありそう! でも、夏はどうしても冷蔵庫もいっぱいになりがち。フルーツを入れるスペースが……。

 

「その点でもキウイはとっても使いやすい果物なのです。じつは、冷凍庫で凍らせてフローズンキウイにすることで、皮がツルッとむけるのです。冷凍して常備しやすいフルーツなのです。凍らせることで水分が膨張して、酸味がマイルドになるというメリットも。また、半分にカットしてラップにくるんで冷凍しておくのもおすすめです。ラップのままの凍った状態でお弁当に入れれば、保冷剤兼デザートになります」

 

ツルッとむく方法も含め、渥美さんにフローズンキウイを使ったおすすめ、「キウイ塩飴」のレシピを教えてもらった。

 

■キウイ塩飴

 

<材料 2人分>

グリーンキウイ 1個
ゴールドキウイ 1個
塩 ひとつまみ
A[さとう 50g、水 大さじ1と1/2]

 

<作り方>

1. キウイは冷凍する。凍ったキウイを流水に30秒ほどさらし、ヘタを切り落として皮をむく。
2. 切れるくらいの固さになったら十字に包丁を入れて4等分にし、竹串を刺す。
3. フライパンにAを入れてよく混ぜ火にかける。途中混ぜずに泡が均一の大きさに沸騰しとろみがつくまで加熱する。
4. 2を3にくぐらせる。(フライパンを少し傾けると絡ませやすい。)仕上げに塩を軽くふる。
※キウイが冷凍されているので飴が一瞬で固まりすぐに食べられます。キウイのシャリシャリ感があるうちに食べるのがおすすめ

 

「お子様さまの部活動や、高齢のご家族の就寝中など、熱中症が心配になるシーンはたくさんありますよね。そんなときも、おやつや食事でキウイにお塩を少し足して食べておくと、熱中症予防に役立ちます」

 

例年以上に暑さ対策が求められる今年の夏。フローズンキウイを冷凍庫に常備して、おいしく元気に夏を乗り切ろう!

 

【渥美まゆ美さんプロフィール】

管理栄養士、フードコーディネーター、料理家、健康運動指導士。 出版、メディア出演、レシピ開発、レストランやコンビニのメニュー開発、企業向け健康セミナーの講師、高齢者向け介護予防教室など幅広く活躍中。

 

(レシピ監修:渥美まゆみ/調理・スタイリング:Vita)

 

キウイを使ったおいしくヘルシーなレシピをもっと知りたい方はこちら!
https://www.zespri.com/ja-JP/recipes

 

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