医師語る「食べ物の色」と「大病」の関係、緑はがん対策に
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体に大敵なのは糖化・酸化。白米など白い食物を遠ざけることで糖化を防ぎ、抗酸化物質である色素を含む色着き食品で酸化を防ぐ。特に重要な5色の食材で糖化・大病を防ごうーー!

 

「白米や砂糖など白い食品は万病のもと。認知症や糖尿病、心筋梗塞、がんなどの病気になりやすく、ボケや老化につながります」

 

そう警鐘を鳴らすのは、40年以上にわたって、のべ20万人以上の患者を診てきた刑部恒男医師だ。

 

「病気を防ぐには、色着き食品が効果的です。緑はがん、黄色は動脈硬化、赤は骨粗しょう症、茶色はうつ、黒は老化を防ぎます。白い食品を減らして、色着き食品をしっかりとる。これを2週間続ければ、感動的に元気になりますよ」(刑部さん・以下同)

 

刑部さんがおススメの、5色の食材は次のとおり。

 

【緑】「緑茶」がん、認知症を防ぐ

緑茶の「カテキン」には強い抗酸化作用があり、1日2杯で認知症リスクが46%減少。1日5杯飲む女性は脳梗塞が62%、胃がんは30%減少する。また、緑茶のうがいや飲用でインフルエンザの発症率が3分の1減少するとも。コロナ対策として期待できる可能性あり。

 

【黄】「卵」動脈硬化を防ぐ

卵に多い「コレステロール」自体は動脈硬化を起こさない。糖質をとりすぎて中性脂肪が増えた場合に、超悪玉の「小型LDL」に変化して動脈硬化の原因に。しかし善玉の「HDLコレステロール」が動脈硬化を改善するので「糖質を減らし、動脈硬化を防ぎましょう」。

 

【赤】「トマト」骨粗しょう症、肌の老化を防ぐ

トマトの「リコピン」の抗酸化力は、ビタミンCの3,700倍。肌の老化を抑える美肌効果があり、動脈硬化や高血圧、糖尿病、がん予防に効果的。「ビタミンC」は骨粗しょう症予防にも。1日の必要量はトマトなら2個半、トマトジュースは2分の1缶でOK。

 

【茶】「納豆」うつ病を防ぐ

納豆の主成分「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞を予防する。また「トリプトファン」は幸せ物質といわれる「セロトニン」のもとなので、うつ予防に効果的。乳がん予防に効く「イソフラボン」も含むので「毎日1パックの納豆を」。

 

【黒】「ごま」老化防止、疲労回復

ごまの「セサミン」には強力な抗酸化作用があり、老化予防や疲労回復効果も高く、疲れにくい体をつくる。また、二日酔いも防ぐので、お酒のおつまみには黒ごまがかかっているものがおススメ。さらにエネルギー代謝の促進作用で、ダイエット効果も期待大。

 

病気知らずでいつまでも若々しくあるためには、体内で起こる「糖化・酸化・炎症」が大敵だという。

 

「50歳以降は代謝が変わり、若いころと同じ白い食生活を続けると、メタボにまっしぐら。白いごはんや麺類、パンは糖化のもとですから、量を半分にする『糖質半減食』を実践しましょう」

 

さらに厄介なのは酸化だ。空気中の酸素が体内で「活性酸素」となり、酸化と炎症を起こす。

 

「炎症は、免疫細胞が夜の間に修復してくれます。ですが十分な睡眠を取らないと、修復が不完全なまま朝を迎えて、炎症が慢性化する原因になります。また、炎症の大本である酸化は、酸素がある限り避けて通れませんが、『抗酸化物質』である色素が抑えてくれます。色素を含む色着き食品を食べることで、老化や病気を予防できるのです」

 

白の少ないカラフルな食卓で、人生100年時代を健康に過ごそう。

 

「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載

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