■ワンセット1分で血流がよくなり首回りポカポカ
ただし、寒暖差疲労外来を設けている医療機関はほとんどない。
「内科や婦人科系、漢方の先生に診てもらうといいでしょう。しかし、医療機関や薬に頼らず、毎日のタオルを使った方法で症状を軽くしたり、予防したりすることも可能なんです」
久手堅さんが提唱するのが、フェースタオル1本あればできる「首上げタオル」体操だ。
「自律神経の通り道であり、重さが5〜6kgもある頭部を支えるために負担が大きい首をリラックスさせる体操です。
まず、タオルを首にかけて、両端を持って、耳の下に当てながら、斜め上に30秒ほど、軽く引っ張ります。
今度はタオルを斜め下に30秒ほど、軽く引っ張る。タオルと引っ張り合うように首に力を入れましょう。それほど力を入れる必要はありません。
ワンセット1分、タオル体操するだけで、血流がよくなり首回りポカポカするし、気持ちよくなったり、痛みが軽くなります」
まずは朝・昼・夜の食後など、1日3回ほどキリのいいときに実践してみるといいという。
「デスクワークが多い人は1時間に11、ワンセットやるのも効果的です。
不調は慢性化してしまうと症状が取れにくくなるので、こじれる前に、適度にメンテナンスすることが重要です」
まだまだ寒暖差のある日が続く中、タオルで自律神経を整え、寒暖差不調の予防&改善を心がけよう!