花粉症には「ほうじ茶+煎り黒豆」!「ほうじ茶+α」で不調に合わせて自宅でかんたん漢方茶
画像を見る 正月太りには+シナモン(写真:wsfpix/PIXTA)

 

■正月太りには+シナモン

 

ごちそう三昧の年明けから1カ月たっても、寒さにかまけて外出をせず、正月太りが続行中という人が多いのでは……。

 

「代謝をよくして、デトックスを促しましょう。漢方では『活血』といって、血のめぐりを改善するために、シナモンを使います」

 

温かいほうじ茶にシナモンパウダーを1~2振り。甘みが欲しい人は黒糖を加えるか、シナモンの代わりにシナモンシュガーを使っても。

 

「シナモンの香りでスッキリした飲み口です。血行が滞りがちな冬におすすめの漢方茶です」

 

■胃腸には+梅干し

 

食べ過ぎは、見た目に関わる体重問題だけでなく、胃腸に与えるダメージも大きい。

 

消化を促進して胃腸の働きを改善しましょう。そのためには『酸味』が役立ちます」

 

酸味の代表的な食材は梅干しだという。温かいほうじ茶に梅干しを浮かべ、梅をくずしながらゆっくり飲もう。

 

「梅干しは塩分控えめなものを使ってください。酸っぱいものが苦手な人ははちみつを加えてもいいですし、酸味の強い梅干しではなく、はちみつ梅を使うのも一案です」

 

■食欲不振には+ターメリック

 

へとへとに疲れると、食欲が失せてしまうことも。

 

「『肝』の働きが落ちているのかもしれません。肝は自律神経の働きを担い、気のめぐりをよくする器官。ターメリックは『疏肝』といって、肝の働きを助けます」

 

ターメリックはウコンとも呼ばれ、カレーに使われるスパイスだ。

 

「カレーパウダーで代用してもOK。ホッとする香りで苦みもなく、飲みやすいアレンジですよ」

 

ターメリックは胆汁の分泌を促すことで消化を促進し、香りで食欲を盛り上げる効果も。

 

■冷えには+山椒

 

特に女性は、寒くなると冷え性がつらいという人が多いだろう。

 

「冷え性は血のめぐりが滞っている証拠です。血行を改善するには、体を温める効果のある『辛味』がおすすめです」

 

辛味は山椒がおすすめだそう。

 

「山椒を1~2振りしてから味見して。ピリ辛好きな人は多めに振ってもかまいません」

 

山椒が家にない場合は、ショウガでもいいという。

 

「ショウガはチューブのもので大丈夫です。ショウガ紅茶より飲みやすいという人もいますよ」

 

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