ノロウイルス感染の危険、血液型O型の人はB型の10倍も!
画像を見る 冬に旬を迎えるカキなどの二枚貝はノロウイルスを蓄積している可能性がある(写真:maru/PIXTA)

 

■予防はとにかく石けんで手をよく洗うこと!

 

新型コロナウイルスでも同じですが、一般的にウイルス量が多いほど症状が重くなる傾向があります。

 

ノロウイルスの場合、感染して1日から3日ほどして症状が出ます。重い場合は下痢や嘔吐、腹痛のほか、寒気や発熱症状が出ます。水を飲んでも吐いてしまう、下痢も10回以上出てしまう、胃がキリキリ痛む、腸に締め上げられるような痛みが出たりしますが、1日ほどで峠をこえ、快方に向かいます。

 

軽い症状の場合は1回吐いたり、1?2回下痢をして症状が治ったりします。

 

薬も熱に対して解熱剤、吐き気に対して吐き気止め、下痢に対して整腸剤を処方するくらいです。脱水が怖いので、水や経口補水液、スポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。内臓の温度が38度ほどなので、同じくらいの温度に温めて飲むと消化器への負担は少ないです」

 

予防するためには、料理や食事をするときに、しっかりと石けんで手洗いすることだ。

 

「新型コロナの流行でアルコールに頼る人も多いですが、ノロウイルスにアルコール消毒は効きません。石けんによる手洗いが基本です。ノロウイルス感染者の吐しゃ物を床掃除する際は、アルコールではなく、塩素系漂白剤など次亜塩素酸ナトリウムを含んだものを薄めて利用しましょう」

 

特効薬もワクチンもないノロウイルス。ノロウイルスを寄せ付けないよう、まずは石けんで手洗いを徹底しよう。

【関連画像】

関連カテゴリー: