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寒さが一段と厳しくなるこの時季、風邪をひいていなくても、体のあちこちにさまざまな不調をきたしやすい。

 

「東洋医学では、頭を冷やして足元を温めることで、体内の血流を促し、心身のバランスを整える『頭寒足熱』という考えがありますが、反対に頭に熱がこもり、足元が冷えていると、自律神経のバランスが乱れて、のぼせ、冷え、不眠などを引き起こします。

 

また、足裏には全身の臓器や器官に対応する“反射区”があります。それぞれの反射区を刺激すると、対応する臓器や器官が活性化されてきます。

 

すなわち、足裏は内臓のコンディションのバロメーター。体調が悪いときこそ、足裏をチェックすると、不調の原因が見えてくるのです」

 

そう語るのは、のべ8万人の施術を行ってきた整体師の吉田佳代さん。たとえば、足裏の“色”や“ニオイ”が、不調のサインであるという。現れやすい異変と、それに応じたケアの方法を吉田さんに解説してもらった。

 

「体が正常な状態にあるとき、足裏の色は『ピンク色』をしています。足の先とかかとの色が濃くて、土踏まずあたりが薄いのが理想的です。これに対し、『赤色』はエネルギーが過剰で興奮している状態。年末年始は大そうじやおせち料理の準備など、主婦の方も何かと慌ただしくしていると思います。

 

忙しくてイライラや怒りをためていると、足裏が赤くなりがち。これは臓器・器官が過剰に働き、緊張しているサインです」(吉田さん、以下同)

 

特に、土踏まずが赤くなっている場合は、胃腸が過活動ぎみで、炎症を起こしている可能性があるという。

 

「そういうときは、アロマを入れた半身浴などで体をリラックスさせることを心がけましょう。寒いと肩までお湯につかりたくなりますが、半身浴は体がゆっくり温まるのでのぼせにくく、長めにつかることができます」

 

ほかに、寒さのダメージから、血流やリンパの流れ、また便通などが滞っていると、足裏が「紫色」に見えることがあるという。

 

「ふくらはぎや太ももなどの筋肉は、適度に動かしていないと硬くなり、より冷えを感じやすくなります。血液の温度が低下すると、不調につながります」

 

手のひらでふくらはぎや太ももをマッサージしたり、ストレッチをするなど軽い刺激を与えると血流が促進される。

 

「黄色みがかっている場合は、胆のうや肝臓の働きが低下しているサイン。睡眠不足で疲れがたまっていませんか?

 

洗面器やフットバスなどにお湯を張って、足の指を動かしながら足湯をすると、疲労回復に効果があります」

 

白っぽい場合は、一見きれいに見えるが、エネルギー不足で気力が足りず、精神的に弱っている疑いが。貧血や低血圧などにも注意が必要だ。

 

そんなときは、足裏の湧泉、すねの内側にある三陰交、膝の外側にある足三里のツボを押すと効果的。内臓が刺激され、気力を取り戻すことができるという。

 

さらに足の“ニオイ”にも気をつけよう。吉田さんによると、読者世代の女性に多いのは3つ。

 

皮脂のニオイがきつい「脂っぽいニオイ」がするときは、肝臓や胆のうの働きが鈍っていて、脂質の代謝がうまくできていない状態。

 

「足湯をしたり、脂っこい食事を控えるなどして、肝臓をいたわってあげましょう」

 

冬場はブーツを履いた後など、足が蒸れてニオイが気になることもあるが、あのイヤなニオイが家で過ごしているときでもしてきたら要注意。

 

「『酸っぱいような、汗くさいニオイ』がするようであれば、自律神経が乱れているサイン。体をリラックスさせるケアを心がけて」

 

「りんごが腐ったようなニオイ」がするのは、体内で糖の分解がうまくいっていないサイン。膵臓や胃が慢性的に弱っている状態が考えられる。

 

「そんなときは、意外に思うかもしれませんが、筋トレが効果的。スクワットをして、太ももを鍛えることを勧めています。大きな筋肉を鍛えることで、糖分を効率よく分解できるようになります」

 

色やニオイの異変に気づいたら早めの対処を心がけたい。適切なセルフケアで、不調の原因をシャットアウトしよう。

 

画像ページ >【表解説あり】「紫色=血液の汚れ」…足先に出る不調のサイン(他2枚)

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