「食材買い出しリスト」でお金が貯まる 台所でできる節約術
画像を見る

 

■主菜を決めて、買い物は週に2回、曜日を決める

 

「次は冷蔵庫の中、特に野菜や肉、魚などの生鮮食品を中心とした買い物のサイクルを作る実践です」

 

まず基本として、食品の買い物をする曜日を週に2日決め、これ以外の日は買い物はしない。

 

「藤本家には、月曜と木曜のみスーパーに行って買い物することを守ってもらいました。月曜には月~水のメインのおかずを決め、それに必要な食材を買います。たとえば月曜は刺身などの生もの、火曜、水曜は炒め物や煮物を中心にするとよいでしょう。野菜類でよく使うもの、もつものは1週間分買います。予算は9,000円に。木曜には木~土の主菜メニューを決めます。また鮮度のいいものを木曜に、金曜、土曜はもつものにし、追加購入。予算は7,000円に。日曜は、冷蔵庫にあるものを確認し、鍋やカレー、シチューなどにして食べきり、チルド室と野菜室を空っぽにします」

 

こうすることで、必要がないものは買わなくなり、冷蔵庫の中でものを腐らせることがなくなった。

 

このやり方を1カ月間実践した藤本家が1週間にこれだけは必要なものとしてリストアップしたものだ。

 

「それまで藤本家では食費に月平均8万円かかっていましたが、この方法を実践することで月6万5,000円に。冷蔵庫で月1万5,000円分の食費が腐っていたのです」

 

ぜひあなたも、食材の好き嫌いなどをカスタマイズしてオリジナルのものを完成させ、週2回の買い物で朝夕の食事を賄ってみて。必ず今の食費の2割は節約することができるはずだ。

 

【PROFILE】

市居愛

最新刊『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』(PHP研究所)が話題のマネーコンサルタント。お金と暮らしを整える「家計整理アドバイザー」の育成にも注力している

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: