■大掃除前に知りたいゴミの捨て方7
【1】レジ袋に小分けにしたゴミをまとめて捨てたい
自宅に複数の小さなゴミ箱を置いている人は、スーパーなどのレジ袋に入れてゴミを出す機会があるかもしれない。「ゴミ袋が多い場合は袋の持ち手同士を結ぶと運ぶのが楽になります。じつは小さな袋は清掃員泣かせ。1袋1袋かがんで拾わなければならないので腰痛が悪化する人も多いです。こうやってつなげてもらえると助かります」。自治体によってはレジ袋でのゴミ出しが禁じられている場合があるので確認しよう
【2】大きさの違う段ボールを一気に捨てたい
ネット通販の普及などもあって、さまざまなサイズの段ボールがゴミになるように。「大きな段ボールの内側に、小さなものを挟み込むようにしていくときれいにまとまり、出すのが楽になります」
【3】竹串を捨てたい
ゴミ袋に穴をあける竹串は悩みの種。「油の入っていたペットボトルは資源に出せず、多くの自治体では可燃ごみ扱いになっています。私は竹串入れに使って、たまったところで捨てています」。また、豆乳や酒類などに使われている内側がアルミ加工された紙パックは通常の紙の資源として回収していないので(一部拠点で回収)、リサイクルに出すあてがなければ活用してもいい
【4】個人情報の書かれている書類などを捨てたい
「ゴミは意外と、盗まれたり、開けられたりするリスクがあります。ですから、封筒などについている宛名シールなどもはがすのがベスト。個人情報が書かれたものはバラバラにちぎる。さらに、生ゴミなどをまとめた袋に混ぜて捨てるといいでしょう。生ゴミを開ける人はそういません」
【5】使い捨てライターを捨てたい
禁煙や電子たばこへの切り替えで、使い捨てライターのゴミが大量に出ることが。「着火スイッチをテープでとめて、ガスを出し切ってから捨てましょう。ガス抜きをしていないライターやスプレー缶は清掃員を危険にさらし、清掃車火災の原因にもなります。しっかりとした処理をお願いします」。使い切ったライターが不燃ゴミか可燃ゴミかは自治体によって違うので確認してから捨てよう。スプレー缶なども使い切ってから捨てるのが鉄則。ただし、過去に大量のカセットガス缶のガス抜き中に大爆発した事故も起きているので、大量にある場合は地元の自治体の清掃事務所に相談しよう
【6】かさばるピザの箱を捨てたい
クリスマスや年末年始の集まりで宅配ピザを頼む家庭も多いだろう。「ピザの箱はかさばりますし、そのままゴミ袋に入れると角で袋が破けたりすることが。そこでひと工夫。水に浸すと、潰してボール状にできます。それをベランダで放置して、乾いたら可燃ごみに入れるとスペースを取らず快適です。油が付着しているので資源にはなりません」
【7】可燃と不燃のものが混じっているゴミを捨てたい
ほかにも金属のボタンがついている服や、ワイヤ入りのブラジャーなど、金属やプラスチックなどの不燃と可燃のものが混じっているものの捨て方は迷うことが多い。「分解をしなくても大丈夫です。9割が燃えるものであれば、可燃ごみで出せるというルールがあります。多少の不燃物はOK。盗難を防ぐため、ブラは刻んで捨てましょう」