■クレジットカードの番号を変えるのもひとつの手だ
【実例(3)】解約したくても事業者の連絡先がわからないケース
《サプリの定期購入を解約しようと事業者に電話をかけたが、混雑していてオペレーターと話ができず、いつまでたっても解約できません》(40代女性)
解約方法が電話に限定されているものの、事業者に連絡してもつながらないケースも多い。
「契約前に、事業者への連絡手段を事前にチェックしておくことが肝心です。
サブスク事業者のなかには、解約させまいとあえて電話をつながりにくくしていることも。
もし電話以外のメールアドレスや住所などの連絡先がわかれば、その連絡先に『解約したいが電話がつながりません』と困っていることを伝えることです。
また同時に通話履歴のスクリーンショットを撮っておいて電話がつながらなかった証拠を残しましょう」
解約したくても事業者と連絡が取れない場合は、消費者ホットライン「188」に相談するのも手だ。
連絡先などのアドバイスをしてもらえることもある。
【実例(4)】解約しようと思ったら英語で返信がきたケース
《娘から孫の写真を送るからと言われ、オンラインストレージサービス(ネット上でデータを保管する場所を提供するサービス)に登録をして『スタート』ボタンをクリックしたところ、別の海外の動画配信サービスの事業者から『登録完了』のメールが。
無料期間中にキャンセルがなければ月7千500円がカードから引き落とされることに。解約の手続きをしたら英語で返信がきて途方にくれました》(60代男性)
海外のサブスク事業者とのやりとりに困ったら、国民生活センター「越境消費者センター」(CCJ)のウェブサイトには役立つ情報が多いようだ。
また悪質なサブスク事業者にはこんな奥の手も……。
「事業者の連絡先がどうしてもわからない、また解約を防ぐためログインできない、といった明らかに事業者が悪意をもっているときには、クレジットカードの番号を変える方法も。
クレジット会社に連絡をして『悪意あるサブスクからの請求が止まらない』といえば、悪用防止として番号の変更に応じてくれるはず。
公共料金をクレジット決算している場合は厄介な手続きが増えますが、継続的に支払っているサブスクの請求は確実に止まります」
サブスクの解約テクを知って、ムダな出費を防ごう!
画像ページ >【グラフあり】サブスクおよび定期購入に関する相談件数(他2枚)
