(写真:コーセー/スティーブンノル クレンジングコンディショナー) 画像を見る

うねり、薄毛、パサパサ髪……加齢とともに深くなる髪の悩みが、梅雨どきはさらに爆発! でも、あきらめないで。まずは頭皮を整えることで、髪質も改善できるのです。そこで注目すべきは「美容液シャンプー」。栄養たっぷり、40代以降のマストアイテムです。

 

「加齢とともに毛髪の悩みが多くなるのは、女性ホルモンの減少がおもな原因。髪の成長力が落ちるので細くなってスカスカし、さらには相対的に男性ホルモンの割合が高くなるので、特に頭頂部が薄くなってくるのです」

 

そう話すのは、毛髪診断士の余慶尚美さん。ヘアケア商品の開発・プロデュースにも携わる立場から、年齢髪への対策とおすすめのアイテムを教えてもらった。

 

「紫外線やカラーリングなど、外的刺激によって髪そのものが傷んでいることもありますが、じつは、頭皮の衰えが大きな原因といえます。加齢によって代謝が下がり、血流が悪くなると、頭皮はやせてたるみます。髪悩みの上位にくる“うねり”も、毛穴のたるみ=ゆがみによって生まれるのです」

 

つまり、髪の状態を整えるには、まず頭皮ケアが必要なのだ。

 

「そこで『美容液シャンプー』が有効です。頭皮に栄養を与えてよく耕し、土壌を改善すれば、ハリとコシのある新しい毛髪を育むことができます。髪は補修しかできませんが、頭皮は筋肉同様、きたえれば必ず応えてくれますから。そして、必ず夜に洗うこと。頭皮や髪は睡眠中に修復されるので、栄養の満たされた状態で眠ることが大切です。逆にNGなのは、朝シャンプーし、生乾きのまま外出すること。キューティクルが開いたままなので、紫外線ダメージが倍増してしまいます」

 

■美容シャンプー

 

【コーセー】スティーブンノル クレンジングコンディショナー

 

自宅の浴室が地肌スパに。地肌クレンジング、地肌マッサージ、シャンプー、トリートメントを1ステップでかなえてくれる。ニューヨークのトップヘアスタイリスト、スティーブン・ノルとの共同開発。500ml/1,944円(編集部調べ)

 

【レオノールグレユ】ユイル ド GB

 

パリ発。オイリーだったり、元気を失った頭皮用のオールインワントリートメントシャンプー。頭皮に直接つけ、よく乳化させながら皮脂を洗浄。細くなった髪にボリュームを与えてツヤを取り戻し、抜け毛を防止する。200ml/4,860円

 

【アンファー】スカルプD ボーテ 薬用スカルプシャンプー(ボリューム)

 

女性にうれしい豆乳発酵液など、健やかな頭皮環境とハリ・コシのある髪を実現する「トリプルホールド成分」を配合。日々のホームケアで頭皮を整えて保ち、根元からふんわりボリューム感のある髪へ導く。350ml/3,900円

 

【ステラシード】エイトザタラソ クレンジングリペア&モイスト 美容液シャンプー(7月26日先行発売)

 

独自開発の「タラソ幹細胞処方」により、細胞レベルで頭皮と髪のダメージを同時に補修し、保水・美髪成分を補給する。汚れを落としつつ、水分に満ちたぷるんとした髪へ。“美容液で洗う”新発想シャンプー。475ml/1,512円

 

【アヴェダ】インヴァティ アドバンス エクスフォリエイティング シャンプー

 

アーユルヴェーダの知恵と先進の植物科学を融合させたヘア&スカルプケアシステム「インヴァティ」をパワーアップ。98%自然界由来成分で、クリーンな頭皮から太く輝く髪を育む。薄毛で悩む人にも。200ml/3,564円

 

老化を止めることはできないが、選ぶアイテムと方法によって、進行をゆるやかにすることはできる、というのが余慶さんの持論だ。

 

「もちろん、バランスのいい食事をとり、内側から頭皮に栄養を与えることは大前提ですが、40代からは、髪に少しだけ時間とお金をかけてほしいと思います」

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