電気ポット、野菜細切りが寝たきりの原因に…認知症招くNG習慣14
画像を見る 些細な習慣が寝たきりに…(写真:PIXTA)

 

■何かに頼るより、自分で頑張ろう

 

これら外でできる8項目以外に、自宅でもちょっとした選択によって、大きな差が出る。

 

【9】ティッシュやリモコンを手が届く場所に置く

 

手を伸ばせばなんでもできる生活はたしかに楽だが……。

 

「座っている時間が長いほど肥満、糖尿病、認知症などが増加します。ティッシュやリモコンを取るために立つという動作を繰り返しましょう」(久野先生)

 

【10】郵便受けは1日1回しか見ない

 

自宅にいても、テレビの前でジッとしていないこと。郵便受けを見に行く、草木に水やりをするなど何か用事を見つけて、こまめに立ち上がる癖をつけたい。

 

【11】電気ポットを使う

 

家電製品は暮らしを楽にするが体を動かさなくなるデメリットも。電気ポットでいつもお湯が使えるのは便利だが、やかんで必要な分だけお湯を沸かせば、そのつど立ち上がることになる。

 

【12】床は掃除機だけで済ます

 

「家電に頼らない家事には下半身の筋肉を鍛える動作が多い。たとえば電気掃除機を使わないで、床を雑巾がけは足腰強化になります。とはいえ、無理して筋肉を鍛えても続きません。雨の日や今日は動いていないなと感じたときに、家電に頼らずに体を動かせばいいでしょう」(久野先生)

 

【13】食材を細かく切る

 

たとえばみそ汁や、ほかの料理でも野菜などの具材を細かく切ったほうが火の入りもいいが、大ぶりに切ることでかむ回数が増える効果も。

 

「そしゃく回数を増やすことで美容効果や肥満防止だけでなく、最近ではかむことで脳の前頭前野や海馬が活性化され認知機能を保つ働きがあることも明らかになっています」(白澤先生)

 

【14】なんでもスマホで調べる

 

なんでも調べられるスマホは便利だが、すぐに答えが出てくることで記憶力低下が危惧されている。

 

「スマホに頼りすぎることで情報処理や計算をつかさどる前頭葉が衰えている人もいます。スマホや人に頼らずに自分で工夫してみるという意識が、脳機能を維持します」(白澤先生)

 

また、操作方法などをすぐに家族に聞いてしまう人も。自力で解決する癖をつけることが大事だ。

 

体と頭を動かす習慣で老後の不安を消し去ろう!

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