■「まいたけファースト」はまいたけ50グラムでOK!
「毎朝まいたけを食べるうえでの注意点が3つあります。まず適量はまいたけ50グラム(中くらいの大きさの株2つ程度)。これを毎朝、最初に食べることが大切です。また『MXフラクション』は水溶性のため、まいたけは水で洗わず、ついているホコリを刷毛で払う程度が理想。またスープやみそ汁にすると溶け出すので、汁を全部飲み干すことが肝心です」
こうしたことをふまえて、泰江先生が提案する「毎朝食べても飽きないレシピ」を紹介しよう。
【焼きまいたけ】
〈材料〉1人分
まいたけ…50g
醤油…適量
すだち…1/2個
〈作り方〉
(1)まいたけを手で食べやすい大きさにほぐす。
(2)アルミホイルで包んで、トースターの600Wで5分間加熱。
(3)まいたけが焼けたら、醤油をふりかけ、すだちを搾って完成。
「ホイル焼きにし、下に溶け出した水分もすべて飲んでください。最後にかける柑橘類はレモンやかぼすなどでもOKです」
【まいたけ豆乳スープ】
〈材料〉1人分
まいたけ…50g
調整豆乳…50ml
水…100ml
顆粒コンソメ…小さじ1/2
塩、こしょう…各適量
〈作り方〉
(1)なべに豆乳と水を入れ、火にかける。
(2)沸騰したらまいたけを食べやすい大きさにほぐして加える。
(3)ひと煮立ちしたら、顆粒コンソメと塩、こしょうで味を調えて完成。
「豆乳の大豆イソフラボンにも血糖値を抑制する効果があります。味付けは塩分控えめが基本です」
【まいたけの麹あえ】
〈材料〉1人分
まいたけ…50g
塩麹…小さじ1/2
オリーブ油…少々
〈作り方〉
(1)まいたけを食べやすい大きさにほぐし、耐熱皿にのせてラップを。
(2)電子レンジの600Wで1分間加熱。
(3)加熱したまいたけを塩麹、オリーブ油であえて完成。
「いっしょに食べる食材の消化吸収を助ける効果がある塩麹あえもお勧めです」
すべて調理時間は5分以下。忙しい朝でも簡単に食べられる。血糖値が気になるあなた。ぜひ「朝イチまいたけレシピ」を試してみて。
【PROFILE】
泰江慎太郎
銀座泰江内科クリニック院長。20年以上のキャリアをもつ糖尿病専門医。これまでに糖尿病患者10万人以上を診察・治療している